フローデ・グロダス

フローデ・グロダス（Frode Grodås, 1964年10月24日 - ）は、ノルウェー・ボルダ出身の元プロサッカー選手です。ポジションはゴールキーパーで、その長身を生かした安定感のあるセービングで、国内外のクラブや代表で活躍しました。

クラブ経歴

グロダスは、ノルウェーのエリテセリエン（1部リーグ）に所属するリールストロムSKで長らく正GKを務め、チームの顔として活躍しました。1989年にはリーグ優勝も経験しています。1996年には、イングランドのプレミアリーグに所属するチェルシーFCに移籍し、新たな挑戦を始めました。チェルシーでは、1年目にリーグ戦21試合に出場し、FAカップの制覇にも貢献するなど、 сразу にチームに溶け込みました。しかし、1998年には出場機会を求めてトッテナム・ホットスパーFCに移籍しましたが、ここでは出場機会を得られず、半年でドイツのブンデスリーガに所属するシャルケ04に移籍しました。シャルケでは4年間在籍しましたが、リーグ戦の出場は3試合にとどまりました。

代表経歴

グロダスは、1991年にサッカーノルウェー代表に初招集され、長年にわたり代表のゴールマウスを守り続けました。1994 FIFAワールドカップのメンバーにも選ばれましたが、出場機会はありませんでした。しかし、1998 FIFAワールドカップでは正GKとしてチームを牽引し、グループリーグ突破に大きく貢献しました。全4試合にフル出場し、その安定したプレーでノルウェー代表をベスト16に導きました。代表では長らくキャプテンも務め、精神的な支柱としてもチームを支えました。国際Aマッチの出場数は50試合を数えます。

指導歴

現役引退後は指導者の道へ進み、2006年にはハマルカメラテネの監督に就任しました。翌2007年からは、古巣リールストロムSKのGKコーチを務め、後進の育成に尽力しました。2010年からはサッカーノルウェー代表のGKコーチを務め、代表チームのゴールキーパーの育成に携わっています。

人物

息子のVictor Grodåsもサッカー選手で、DFとして活躍しています。親子二代にわたってサッカー選手として活躍しており、ノルウェーサッカー界に貢献しています。

タイトル

リールストロムSK

エリテセリエン: 1989

チェルシーFC

FAカップ: 1996-97

シャルケ04

* DFBポカール: 2000-01, 2001-02

フローデ・グロダスは、選手としてだけでなく、指導者としてもノルウェーサッカー界に多大な貢献をしている人物です。

もう一度検索