フーピー!!

フーピー!!（Whoopee!!）

『フーピー!!』は、1992年に東亜プランによって発表されたアーケードゲームであり、音楽は2018年にリリースされた『東亜プラン ARCADE SOUND DIGITAL COLLECTION Vol.5』に収められています。多くのシューティングゲームを手がけた同社にしては珍しい、固定画面スタイルのアクションゲームです。

ゲーム内容

本作の操作体系はシンプルで、レバーを使って自機を左右に動かし、攻撃はボタン1つで行います。プレイヤーはエレベーターや階段を駆使し、特定の位置に爆弾を設置した後、爆発までの間に安全な場所へ脱出することが目的です。ゲームは全6面、各面4つのステージ、合計24のステージ構成となっています。

特徴的なのは、いくつかのステージに配置されたトランポリンで、跳ねることで非常に高く飛び上がることができます。トランポリンを利用する際は、飛んでいる間に左右への移動も可能ですが、その地点から落下します。また、1ジャンプ中に複数回の横移動も行えるのが戦略的要素を加えています。

ゲーム内では、最初の爆弾設置後、短時間の間にHコインが出現し、これを獲得することで各フロアの終了時に女の子のイラストが表示されます。逢うべきコインを集め、全てを集めることでヌード画像が観られる仕組みになっています。これにより、プレイヤーは目標を持ちながら多様な操作を楽しむことができます。

評価

『フーピー!!』は、その操作性について、パソコンゲーム雑誌の編集者である前田尋之が運営するサイト「電脳世界のひみつ基地」でライターを務める稲波が、名作『エレベーターアクション』と似た操作感と述べつつも、難易度が比較的高いことを指摘しています。稲波は、ゲームのご褒美として表示されるヌード画像についても触れており、初めての面ではモザイクが施されていたことに驚いたものの、後の面ではそれに慣れてしまい、モザイクを見ても微笑んでしまったと語っています。

『フーピー!!』は、アクションゲームとしての新しい形を提示しながらも、その難易度を理由に多くのプレイヤーに挑戦し続けさせる魅力を持った作品です。ゲームのユニークな内容や、爆弾設置という特異なテーマは、プレイヤーに新鮮な体験を提供し、多くのファンを魅了しました。

脚注

• - 外部リンク: フーピー!! - Killer List of Videogames（英語）

『フーピー!!』は、アーケードゲーム市場においてその後の作品に影響を与えた重要なゲームの一つとして、現在でもその名は語り継がれています。

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