自機

自機（じき）とは

コンピュータゲームにおいて、プレイヤーが操作するキャラクターを「自機」と呼びます。これは主に、シューティングゲームやアクションゲームといったジャンルで用いられる言葉ですが、それ以外のゲームでも広く使われます。プレイヤーはゲーム中、この自機を通してゲームの世界を体験し、さまざまなアクションや物語を繰り広げます。

自機の定義

「自機」は、プレイヤーが操作する対象であれば、人物、動物、ロボット、航空機、戦車、自動車、戦艦など、その姿は多種多様です。元々は戦闘機などの航空機を指す言葉でしたが、現在では操作するキャラクター全般を指す言葉として定着しています。例えば、アクションゲーム『スーパーマリオブラザーズ』のマリオも、プレイヤーが操作するキャラクターであるため「自機」と呼ぶことがあります。また、自機の数え方も、人間や動物を数える時の「1人、2人…」や「1匹、2匹…」ではなく、「1機、2機…」と数えるのが一般的です。

自機とプレイヤーストック

ゲームにおいて、自機の残りの数を「プレイヤーストック」と呼びます。これは一般的に「残機」や「機数」といった言葉で呼ばれることもあります。プレイヤーがミスをすると、このプレイヤーストックは減少していきます。ゲームオーバーは、このプレイヤーストックが0になった時点で訪れます。ミスは、ゲームプレイ上の失敗によって発生し、ゲームによってはミスした際に「死ぬ」という直接的な表現を用いることもあります。

プレイヤーストックの増加

ゲーム中には、スコアや特定のアイテムを獲得することでプレイヤーストックが増加する場合があります。これは「エクステンド」や「1UP」など、さまざまな名称で呼ばれます。これにより、プレイヤーはゲームオーバーにならず、ゲームを継続することができます。

プレイヤーストック制、ライフ制、併用制

多くのゲームでは、以下の3つのうちいずれかのシステムを採用しています。

プレイヤーストック制

ミスをすると自機が1つ減少し、プレイヤーストックが0になるとゲームオーバーになります。ゲーム開始時のプレイヤーストックは、3つであるのが一般的です。これは、ピンボールが3ボール制であったことに由来します。ゲームによっては、オプションでプレイヤーストック数を変更できるものもあります。また、防御アイテムや一定時間無敵になる効果などでミスを防げるゲームも存在します。特定の条件で、プレイヤーストックが残っていても即ゲームオーバーになる「即死」が採用されている場合もあります。

ライフ制

ダメージを受けるとライフが減少し、ライフが0になるとゲームオーバーになります。プレイヤーストック制と同様に、防御手段や一定時間無敵になる効果などでライフの減少を防げるものもあります。また、特定の条件でライフが即座に0になる「即死」が採用されている場合もあります。

プレイヤーストック・ライフ併用制

プレイヤーストック制とライフ制を組み合わせたシステムです。ダメージを受けるとライフが減少し、ライフが0になるとミスとなります。ミスをすると自機が1つ減少し、ライフは回復します。プレイヤーストックが0になった時点でライフが0になるとゲームオーバーになります。この場合も「即死」が採用されている場合があります。

まとめ

自機は、ゲームにおいてプレイヤーの分身となる存在です。プレイヤーストックやライフといった要素と組み合わされ、ゲームの難易度や戦略性を左右する重要な要素となっています。これらのシステムを理解することで、よりゲームを楽しむことができるでしょう。

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