ブテンボ

ブテンボ

ブテンボ（フランス語: Butembo）は、コンゴ民主共和国の北キヴ州に位置する都市です。ヴィルンガ国立公園の西に位置し、州内第二の都市として知られています（2013年の人口は67万285人）。

概要

ブテンボは重要な商業拠点であり、地域経済の中心地としての役割を果たしています。市内には大聖堂や複数の病院、空港などの施設が整備されています。

住民の90%がナンデ人です。また、国軍第二旅団の拠点や、高等教育機関としてグラベン・カトリック大学(UCG)(1989年創立)、ルカンガ・アドベンティスト大学(UNILUK)(1979年創立)が所在しています。

この地域では茶やコーヒーの栽培が盛んであり、主要な産業となっています。

エボラ出血熱の流行

2018年8月、北キヴ州でエボラ出血熱が発生し、ブテンボもその影響を受けました。2019年3月には、エボラ治療所が襲撃され、警察官が殺害されるという事件が発生しました。同年4月には、同様の襲撃事件で医師が殺害されるという悲劇も起きています。

これらの襲撃事件の背景には、地元住民が医師に対して誤った認識を持っていることが指摘されています。一部住民は、医師がウイルスを持ち込んだと誤解し、医療活動への不信感を抱いているとされています。

エボラ出血熱の流行に対し、10万2000人以上が実験的ワクチンを受けましたが、1300人の患者のうち843人が死亡しました。ブテンボとカトワに治療所が設置されましたが、医療従事者は襲撃を恐れながらの活動を余儀なくされています。

エボラ出血熱の流行は、ブテンボの社会に深刻な影響を与えており、医療体制の強化や住民への啓発活動が急務となっています。

外部リンク

Butembo in Google Maps
YouTube Video of Nella Star (2007) Video by Godfried van Loo following Dutch sociologist/anthropologist Nella Star when going back to Butembo after over 30 years. With a lot of footage from the city Butembo and surroundings. Dutch/French spoken and subtitled.

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