ブバカル・バリー

ブバカル・バリー（Boubacar Barry, 1979年12月30日 - ）は、コートジボワールのアビジャン出身の元サッカー選手です。現役時代は主にゴールキーパーとして活躍し、コートジボワール代表としても長年にわたり活躍しました。

クラブキャリア

バリーは、母国のASECミモザでキャリアをスタートさせました。当初はミッドフィールダーとしてプレーしていましたが、その後ゴールキーパーに転向。2000年にフランスのスタッド・レンヌに移籍し、ペトル・チェフの控えを務めました。出場機会を求めて2003年にベルギーのKSKベフェレンへ移籍すると、そこで才能が開花。安定したパフォーマンスでチームを支え、2007年には同じベルギーリーグのKSCロケレンへ移籍しました。

ロケレンでは、2008-09シーズンにリーグの最優秀ゴールキーパー賞を受賞するなど、その実力を高く評価されました。しかし、2009-10シーズン開幕直後に足を疲労骨折し、手術を余儀なくされます。この怪我によりポジションをユーゴスラフ・ラジッチに奪われました。その後、2017年から2019年まではOHルーヴェンでプレーし、現役を引退しました。

代表キャリア

バリーは、2000年6月18日のチュニジア戦でコートジボワール代表デビューを果たしました。その後、長年にわたり代表のゴールマウスを守り続け、2006年、2010年、2014年のFIFAワールドカップに出場。2006年大会では、グループリーグ最終戦のセルビア・モンテネグロ戦に出場し、3-2での勝利に貢献しました。

2010年ワールドカップでは、初戦のポルトガル戦を無失点に抑える活躍を見せましたが、2戦目のブラジル戦では3失点を喫しました。代表では、国際Aマッチ87試合に出場しました。

プレースタイル

バリーは、反射神経に優れ、至近距離からのシュートストップに強みを持つゴールキーパーでした。また、安定したキャッチングと的確な判断力で、チームの守備を支えました。クラブでは「Copa」という愛称で親しまれていましたが、コートジボワール代表では本名で呼ばれていました。

獲得タイトル

* ベルギー・プロフェッショナル・フットボール・アワード 最優秀GK賞: 2008-2009

引退後もサッカーへの情熱を持ち続け、指導者としての道を歩んでいます。彼の経験と知識は、次世代のサッカー選手育成に貢献していくことでしょう。

もう一度検索