ブライアン・ショウ

ブライアン・キース・ショウ（Brian Keith Shaw, 1966年3月22日 - ）は、アメリカ合衆国出身の元プロバスケットボール選手であり、現在はロサンゼルス・クリッパーズのアシスタントコーチを務めています。カリフォルニア州オークランドで生まれ、身長198cm、体重86kgの体格を生かしたプレースタイルで活躍しました。

選手時代

ショウは、セイントメリー大学とカリフォルニア大学サンタバーバラ校でバスケットボール選手としてキャリアをスタートさせました。1985年には、NBAドラフトでボストン・セルティックスから1巡目24位指名を受け、プロの世界へ。セルティックスで1シーズンを過ごした後、イタリアのプロリーグで1年間プレーしました。その後、1990年に再びセルティックスに復帰し、その後は6つのチームを渡り歩きました。

1999年、ショウはフィル・ジャクソンが率いるロサンゼルス・レイカーズに入団。ここで彼は選手として落ち着き、レイカーズ黄金期の一員として、チームの3連覇に大きく貢献しました。2003年にサンアントニオ・スパーズに4連覇を阻まれたシーズンを最後に現役を引退。NBAでの通算成績は、943試合に出場、6,547得点、3,183リバウンド、3,918アシストを記録しています。また、1986年のFIBA世界選手権スペイン大会には、アメリカ代表の一員として参加し、金メダルを獲得しました。

コーチ時代

引退後、ショウは指導者としての道を歩み始めます。2005年から2011年まで、ロサンゼルス・レイカーズでフィル・ジャクソンの下、アシスタントコーチを務め、チームを2度の優勝に導きました。2011-2012シーズンからは、フランク・ヴォーゲルヘッドコーチの下でインディアナ・ペイサーズのアシスタントコーチを2シーズン務め、チームに貢献しました。2013年には、デンバー・ナゲッツのヘッドコーチに、ジョージ・カールの後任として就任しました。

しかし、ヘッドコーチとしての最初のシーズンは、主要メンバーの故障に悩まされ、チームは10年間継続していたプレーオフ進出を逃しました。2014-2015シーズンも状況は好転せず、2015年3月3日に解任されました。その後、2016年5月21日にはロサンゼルス・レイカーズのアシスタントコーチに復帰。2020年6月10日には、NBAGリーグ・イグナイトのヘッドコーチに就任し、若手選手の育成に尽力しました。そして、2021年9月24日、ロサンゼルス・クリッパーズのアシスタントコーチに就任し、現在に至ります。

ブライアン・ショウは、選手として、そしてコーチとして、NBAに多大な貢献をしてきた人物です。彼の豊富な経験と知識は、クリッパーズのチーム力向上に大きく役立つことが期待されています。

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