ブライアン・バリントン

ブライアン・ポール・バリントン

概要

ブライアン・ポール・バリントン（Bryan Paul Bullington）は、1980年9月30日生まれの元プロ野球選手です。アメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリス出身の右投げ投手で、現在はミルウォーキー・ブルワーズの国際スカウトとして活動しています。

経歴

プロ入り前

バリントンは1999年のMLBドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズから37巡目で指名されましたが、これを拒否しボールステイト大学に進学しました。

パイレーツ時代

2002年のMLBドラフトでピッツバーグ・パイレーツから1位指名を受け、同年10月30日に入団します。2003年にはA級やA+級でプレーし、翌年のAA級アルトゥーナ・カーブではオールスター・フューチャーズゲームに選出されるなど注目を集めました。2005年にはAAA級インディアナポリス・インディアンスに昇格し、同年9月にはメジャーデビューを果たしましたが、右肩の手術を受けることになりました。

インディアンス時代

2008年にはクリーブランド・インディアンスにトレードされ、その後メジャー昇格。短期間ながら投手としての新たなステップを踏みました。

ブルージェイズ時代

同年10月、トロント・ブルージェイズに移籍し、2009年にはAAA級ラスベガス・フィフティワンズで過ごしましたが、メジャー登板は結果的に4試合に留まりました。その後、自由契約として新たなチームを求めました。

ロイヤルズ時代

2009年11月にカンザスシティ・ロイヤルズと契約を結び、2010年にはメジャー初勝利を挙げましたが、シーズン終了後に放出されています。

広島時代

2010年に広島東洋カープと契約し、2011年には初登板から素晴らしい成績を残しました。特に4月にはリーグ最多の勝利を記録するなど、カープでの存在感を発揮しました。最終的にチームトップの13勝を挙げ、200イニングを投げるなど、安定した活躍を見せました。

オリックス時代

2014年にオリックス・バファローズに所属し、怪我に悩まされつつも、移籍初勝利を残しましたが、再び問題を抱え格闘の末、シーズン後に自由契約となりました。

ロイヤルズ傘下時代

2016年には、カンザスシティ・ロイヤルズ傘下のAAA級でプレーし、現役を引退しました。

引退後

引退後はミルウォーキー・ブルワーズの国際スカウトに就任し、NPBや国際試合を視察する活動を行っています。また、2020年にはボールステイト大学の殿堂入りを果たしました。

投手としての特徴

バリントンは、平均球速約141km/hで、最速151km/hに達する速球を武器にしていました。また、スライダーやカーブ、チェンジアップも効果的に投げ分け、安定した制球力を誇ります。

人物探訪

2005年に結婚し、妻との間には3人の子供がいます。来日については、家族を養うために必要な経済的理由が大きいと語っています。メジャーとマイナーを行き来する大変さと、広島での契約を選んだ背景にも家族への配慮が影響しています。

記録

バリントンはNPBでの初勝利、初完封などを記録し、数々の栄光を手にしました。選手としての印象深い足跡は、多くのファンに記憶されています。

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