ブライアン・プライス

ブライアン・ロバーツ・プライス：指導者としてのMLBキャリア

ブライアン・ロバーツ・プライス（1962年6月22日生まれ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ出身の元プロ野球選手（投手）であり、MLBで成功した監督です。愛称はBP、またはバニラ・プライスとして知られています。選手としてはメジャーリーグでのプレー経験はありませんでしたが、指導者として輝かしいキャリアを築き上げました。

選手時代と指導者への転身

高校時代から3度のMLBドラフト指名を受け、1984年にはカリフォルニア・エンゼルスから8巡目で指名されプロ入りしました。しかし、エンゼルスやシアトル・マリナーズ傘下でのプレーに留まり、メジャーリーグ昇格は叶いませんでした。現役引退後は、指導者の道へと進みます。

投手コーチとしての成功

最初にマリナーズ傘下で投手コーチを務めた後、2000年から2006年までマリナーズの投手コーチとして活躍しました。2001年にはチーム防御率3.54という好成績を収め、USAトゥデイのベースボールウィークリーから最優秀投手コーチに選出される栄誉に輝きました。

その後、2007年からアリゾナ・ダイヤモンドバックスの投手コーチに就任。この年、チームはナショナルリーグで4位となるチーム防御率4.13を記録し、リーグチャンピオンシップシリーズ進出に貢献しました。その功績が認められ、ベースボール・アメリカから最優秀投手コーチに選出されました。

監督就任と解任

2009年、ダイヤモンドバックスの監督ボブ・メルビンの解任に伴い、プライスはコーチを辞任。同年10月にはシンシナティ・レッズの投手コーチに就任しました。そして2013年、ダスティ・ベイカー監督の後任として、レッズの監督に就任。3年契約でしたが、2016年には契約を延長しました。しかしながら、2018年、チームの不振（3勝15敗）の責任を取り、監督を解任されました。

引退後

2020年にはフィラデルフィア・フィリーズの投手コーチに就任しましたが、1年で退任。さらに同年、フルタイムのコーチ業からの引退を表明しました。2021年12月には、サンディエゴ・パドレスのシニアアドバイザーに就任し、現在に至ります。

まとめ

ブライアン・ロバーツ・プライスは、選手としてはメジャーリーグでプレーできませんでしたが、指導者としては卓越した手腕を発揮し、MLBの歴史に名を刻みました。投手コーチとして数々のチームを成功に導き、レッズ監督も経験したプライスは、野球界に多大な貢献を果たした人物と言えるでしょう。マリナーズ、ダイヤモンドバックス、レッズ、フィリーズなど、様々なチームで経験を積み重ね、MLBの発展に貢献しました。彼の指導者としての経験と知識は、今後の野球界においても貴重な財産となるでしょう。彼の今後の活動にも注目が集まります。

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