ブライトスター

ブライトスター社（Brightstar Corp.）は、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミに本社を置く、携帯端末の卸売を主軸とする企業です。ソフトバンクグループの完全子会社として、グローバルに事業を展開しています。創業者であり、ボリビアの強豪サッカークラブ、ボリバルのオーナーとしても知られるマルセロ・クラウレ氏によって1997年に設立されました。かつては三井物産からの出資を受けていましたが、現在はソフトバンクグループの傘下に入っています。

沿革

1997年9月23日：マルセロ・クラウレ氏がブライトスター社を創業。
2004年8月：三井物産がブライトスター社に出資。
2005年11月24日：三井物産がブライトスター豪州社の株式40%を取得。
2006年8月7日：三井物産が50百万米ドルの第三者割当増資を引き受け。
2007年3月8日：三井物産がブライトスター・ロジスティックスに3000万ドル（約35億円）を出資。
2011年4月5日：携帯電話保険事業を手がけるeSecuritelを買収。
2012年8月27日：ワイヤレス流通企業LetsTalk.com Incを買収。
2012年9月24日：中古携帯電話流通のMobile Phone Xchangeを買収。
2013年8月30日：Apple直営店と連携し、iPhoneの下取りサービスを開始。
2013年10月19日：ソフトバンクがブライトスター社の子会社化を発表。
2013年12月5日：欧州大手の携帯端末卸売企業20:20 Mobileの買収を発表。
2014年1月30日：ソフトバンクが中間持株会社であるBrightstar Global Group Inc.（BGG）の株式57%を取得し、子会社化を完了。
2014年2月7日：ブライトスター社による20:20 Mobileの買収を完了。
2014年2月18日：ソフトバンクBBのコマース&サービス事業を4月1日付けで子会社化すると発表。
2014年4月1日：ソフトバンクBBからC&S事業を新設分割したソフトバンクC&Sの子会社化。株式交換によりSBの所有率が62.3%となる。
2014年7月15日：インドのバーティ・エンタープライズと提携し、子会社を通じて通信端末メーカーBeetel Teletech Ltd.の株式51%を取得することを発表。
2014年8月6日：ソフトバンクが残りの株式を取得し、BGGを完全子会社化。
2014年8月11日：マルセロ・クラウレ氏がスプリントのCEOに就任したことに伴い、ブライトスター社の全役職から退任。
2014年9月8日：防水サービスを提供するLiquipelと提携。
2014年10月1日：Beetel TeleTech Ltd.の過半数株式取得を完了。
2015年2月12日：ジェイミン・B・パテル氏がCEOに就任。

特徴

ブライトスター社は、100社を超える端末メーカーと取引関係を持ち、世界55カ国以上に拠点を展開しています。携帯電話の卸売事業を中心に、保険、下取り、ローン、流通管理など、多岐にわたるサービスを提供しており、その事業展開は125カ国以上に及んでいます。携帯端末卸売企業としては、売上高ベースで世界最大規模を誇ります。

関連項目

マルセロ・クラウレ
アロック・サーマ

外部リンク

ブライトスター
eSecuritel
Mobile Phone Xchange
* Beetel Teletech Ltd.

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