ブラザー・コーン

ブラザー・コーン（Bro.KORN）

ブラザー・コーン（本名：近藤信秋）は、1955年11月5日に東京・杉並区高円寺で生まれた日本の男性歌手及びテレビタレントです。芸能界デビューは1980年代初頭で、最初の芸名は近藤伸明でした。彼は主に独特の言い回しや業界用語を駆使してトークを展開するスタイルで知られています。

来歴

彼はあのねのねの司会による『とびだせものまね大作戦』のロケに物まね素人として出演したことがきっかけで、テレビ界に足を踏み入れました。しばらく後に、清水国明の弟子となり、藤田亨と共にコミックデュオ『グループ「あ」』を結成。その後、東京12チャンネルで放送された『ヤンヤン歌うスタジオ』では、彼の肥満体型を生かしてコントでのオチ役を務め、人気を博しました。

大学では日本大学文理学部独文学科に在籍しながら、ラジオ番組「みのもんたの激ラジモンターマン大逆襲」で「関東乙女組」としてレギュラー出演。タレントとしての地位を築く中で、たけし軍団からのオファーを断り、あのねのねの事務所を選びました。1981年に大学は中退し、ソロのコミック歌手として活動を開始しました。

1983年には、小柳トムと共にソウル音楽デュオ「バブルガム・ブラザーズ」を結成し、1991年にはヒット曲『WON'T BE LONG』で『第42回NHK紅白歌合戦』に初出場しました。デュオ名義での活動が続き、彼は「KORN」と名乗るようになります。

健康問題と復帰

2000年代初頭、腎臓疾患に悩まされて透析治療を受けた期間もありましたが、その後、妻の腎臓を移植されて復帰しました。テレビ番組『歌スタ!!』にウタイビトハンターとして出演し、以前の勢いと比べて穏やかな印象を持つようになりました。復帰後、彼は芸名を一時「Bro.KONE」に改名したものの、2014年には再び「Bro.KORN」に戻しました。

2012年には元マネージャーとのトラブルにより逮捕されたこともありましたが、彼の活動は続き、毎年恒例のバースデーライブを行っています。2014年には19年ぶりのソロアルバムをリリースしました。

最近の活動

近年はボウリングに興じ、2022年に66歳でJPBA主催のプロ資格取得テストに挑戦しましたが、1次試験で不合格となるも、2023年度の再挑戦を希望しています。また、同年8月には乳がんと診断されたことを公表しており、健康に関する意識の高まりを示しています。

プライベート

家族構成は妻と2人の娘がいます。双子の姉がいる一方、自身は誕生日が一日遅いというユニークな経歴も持っているようです。趣味には料理やボウリングがあり、手話3級の資格を取得しています。また、かつては喫煙者だったが、2006年以降は禁煙し、飲酒量も控えるよう努力しています。

彼はお笑い芸人アイドルユニット「WEST SIDE」の名付け親でもあるなど、多彩な才能を発揮するブラザー・コーン。今後も彼の活躍から目が離せません。

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