ブラッド・ニューレイ

ブラッドリー・ニューリー(Bradley Newley, 1985年2月18日 - )は、オーストラリア・南オーストラリアアデレード出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBL(ナショナル・バスケットボール・リーグ)のメルボルン・ユナイテッドに所属しています。

ポジションスモールフォワードシューティングガードを兼任するスウィングマンであり、その多才なプレースタイルでチームに貢献しています。

経歴



ニューリーは2004年にAIS(オーストラリア体育研究所)を卒業後、NBLのタウンズビル・クロコダイルズと契約しプロキャリアをスタートさせました。

ルーキーイヤーとなった2004-05シーズンには、NBLオールスターゲームMVP、新人王、ベストシックスマン賞を受賞するという前人未到の偉業を達成しました。これはNBL史上唯一の記録となっています。

2005年のオフシーズンには、セントラルABL(オーストラリアバスケットボールリーグ)のフォレストビル・イーグルスに再入団し、6試合に出場。1試合平均24.3得点、9.8リバウンド、4.0アシストを記録しました。

2006年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明しましたが、後に辞退。2006-07シーズンはクロコダイルズに復帰し、オールNBLセカンドチームに選出されました。また、2006年11月25日には地元アデレードで開催されたオールスターゲームにも出場しています。

ニューリーはラリー・アブニーと共にクロコダイルズをNBLプレーオフに導きましたが、シドニー・キングスに敗れました。クロコダイルズでは3シーズンで102試合に出場し、1試合平均19.1得点、4.5リバウンド、3.1アシストを記録しました。

2007年4月には、アデレード・36ersと2年契約を結ぶことに合意しましたが、2007年のNBAドラフトで指名されることを最大の目標としていました。

NBAドラフトとサマーリーグ



2007年6月28日に行われたNBAドラフトで、ヒューストン・ロケッツから全体54位で指名を受けました。同年7月にはロケッツの一員としてサマーリーグに参加し、平均3.3得点、3.0リバウンド、1.0アシストを記録しました。

2008-09シーズン終了後には、再びロケッツのサマーリーグに参加し、2009年のNBAサマーリーグでは5試合(3試合先発)に出場、1試合平均6.8得点、2.6リバウンドを記録しました。

ギリシャでのプレー



2007年8月、ニューリーはロケッツとは契約せず、ギリシャ・バスケットリーグのパニオニオスBCと契約しました。

2008年7月16日には、パネリニオスBCと契約を交わし、ヨーロッパでのキャリアを積みました。

シドニー・キングス



2016年6月8日、NBLのシドニー・キングスと3年契約を締結し、オーストラリアに復帰しました。

2017年2月13日には、2016-17シーズン終了後にギリシャのAEKアテネとレンタル契約を交わし、再びヨーロッパでプレーしました。

2019年3月29日、ニューリーはキングスと2年間の再契約を結びました。

メルボルン・ユナイテッド



2021年7月8日、NBLのメルボルン・ユナイテッドと2021-22シーズンの契約を交わし、現在も同チームで活躍しています。

NBAドラフト交渉権



ニューリーはNBAドラフトで指名された後も、チームと契約していないため、現在も交渉権が残っています。2017年には、ヒューストン・ロケッツからロサンゼルス・レイカーズへ、2022年にはレイカーズからニューヨーク・ニックスへと交渉権がトレードされています。

代表歴



2006年には日本で開催された世界選手権にオーストラリア代表として参加しました。

2008年には北京オリンピックにも出場し、国際舞台でも活躍しました。

ニューリーは、オーストラリアを代表するバスケットボール選手の一人として、国内外で輝かしい実績を残しています。

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