ブラッド・ボックスバーガー

ブラッドリー・ジョージ・ボックスバーガー（Bradley George Boxberger）は、1988年5月27日生まれのアメリカ合衆国カリフォルニア州出身のプロ野球選手です。右投右打の投手であり、現在はフリーエージェント（FA）となっています。愛称は「ボックス」です。

プロ入り前

2006年のMLBドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズから指名を受けましたが、契約せずに南カリフォルニア大学へ進学しました。

プロ入り後

2009年のMLBドラフトでシンシナティ・レッズから指名され、プロ入りを果たしました。

サンディエゴ・パドレス時代 (2011-2013)

2011年12月、マット・レイトスとのトレードでサンディエゴ・パドレスへ移籍。2012年6月にメジャーデビューを果たし、高い奪三振率を記録するも、制球に課題を残しました。

タンパベイ・レイズ時代 (2014-2017)

2014年1月、タンパベイ・レイズへトレード。同年、リリーフとして63試合に登板し、防御率2.37と自己最高の成績を収めました。64.2イニングで104奪三振、奪三振率は14.5という驚異的な数字を記録し、チームのブルペンを支えました。

2015年は抑えとして69試合に登板し、アメリカンリーグトップの41セーブを挙げ、オールスターにも選出されました。しかし、防御率は3.71に悪化し、4勝10敗と負け越しました。

2016年は故障の影響で出番が限られ、27試合の登板で防御率4.81という成績に終わりました。
2017年は30試合に登板し、防御率3.38を記録しました。

アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代 (2018)

2017年11月、アリゾナ・ダイヤモンドバックスへトレード。2018年は抑えとして起用され、60試合に登板し32セーブを挙げましたが、9月に調子を崩し、平野佳寿と配置転換となりました。オフにFAとなりました。

その後

2019年はカンザスシティ・ロイヤルズと契約するも、シーズン途中に自由契約となりました。その後、ワシントン・ナショナルズ傘下、古巣のレッズ傘下とマイナー契約を結びましたが、いずれも自由契約となっています。

2020年はマイアミ・マーリンズと契約しメジャーに昇格。オフにFAとなりました。

2021年はミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結び、シーズン中にメジャー昇格。チーム最多の71試合に登板しました。オフにFA。

2022年もブルワーズと再契約し、2023年の契約延長オプションが付帯。しかし、球団はオプションを破棄し、FAとなりました。

2022年11月、シカゴ・カブスと契約。2023年オフにFAとなりました。

投球スタイル

ボックスバーガーは、90～95mph（約144.8km/h～152.9km/h）のフォーシームと、80mph（約128.7km/h）前後のチェンジアップを主体としています。その他にスライダーやツーシームも投げています。最速は2021年に計測した96.6mph（約155.5km/h）です。

家族

父のロッド・ボックスバーガーも元投手で、1978年のMLBドラフト1巡目でヒューストン・アストロズに入団しています。

タイトル・記録

最多セーブ投手：1回（2015年）
MLBオールスターゲーム選出：1回（2015年）

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