ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ

ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチのプロフィール

ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ（Branislav Ivanović）は1984年2月22日にセルビア北部のスレムスカ・ミトロヴィツァで生まれました。彼のポジションは主にディフェンダーとして知られていますが、そのキャリアは多様な経験によって彩られています。

経歴

クラブキャリア

イヴァノヴィッチのプロサッカー選手としてのキャリアは、2002年に故郷のFKスレム・スレムスカ・ミトロヴィツァで始まりました。2003年12月にはOFKベオグラードに移籍し、ここで約3年間を過ごしました。その後、2006年にロシアのFCロコモティフ・モスクワに加入し、初年度からリーグ戦28試合で2ゴールを挙げるなど、早速その才能を発揮しました。

2008年1月15日、イヴァノヴィッチは970万ポンド（約19億円）の移籍金でチェルシーFCに加入しましたが、初年度は思うように出場機会を得られませんでした。しかし、2年目からは次第に出番が増え、特に2009年のチャンピオンズリーグ準々決勝のリヴァプールFC戦では、コーナーキックからのヘディングで2ゴールを決め、チームを勝利に導いたことで広く知られるようになりました。その後、09-10シーズンでは、ジョゼ・ボシングワの負傷を受けて右サイドバックとしてレギュラーに定着し、チェルシーのプレミアリーグ優勝に貢献。2011年2月には2016年までの契約を延長しました。

しかし、2016年にアントニオ・コンテが新監督に就任すると、チームの戦術変更により出場機会が減少しました。新たに導入された3-4-3システムでは、他の選手が優先されることとなり、最終的に契約を延長せずに2017年にチェルシーを退団。その後、FCゼニト・サンクトペテルブルクに移籍し、2020年にはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCに加入して1年間の契約を結びます。

代表歴

イヴァノヴィッチはセルビア・モンテネグロ分離前のセルビア・モンテネグロのユース代表チームや、分離後にセルビアU-21代表でもプレーしました。フル代表としては、2005年6月8日のイタリアとの試合でデビューし、2010 FIFAワールドカップや2018 FIFAワールドカップにも参加。特に、セルビア代表のキャプテンとしての役割を果たしました。

個人成績とタイトル

イヴァノヴィッチのクラブキャリアでは、FCロコモティフ・モスクワでロシア・カップを獲得し、チェルシーFCではUEFAチャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、FAカップなど、多くのタイトルを手にしました。また、個人としてもPFA年間ベストイレブンやセルビア最優秀選手に選出される等、その才能を広く認められています。

結論

ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチは、そのキャリアを通じてディフェンダーとしての地位を確立し、多くのタイトルや栄誉を手にしてきた選手です。彼のサッカーに対する情熱と努力は、これからも多くのファンに愛され続けることでしょう。

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