ブランドン・マウラー

ブランドン・ユージーン・マウラー

ブランドン・ユージーン・マウラー（Brandon Eugene Maurer、1990年7月3日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州コスタメサ出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。現在はMLBピッツバーグ・パイレーツ傘下に所属。

プロ入り前

リトルリーグ時代には、リトルリーグ・オールスターゲームに出場し、完全試合を達成するという輝かしい実績を残しています。オレンジ・ルーテル高等学校時代は、救援投手として活躍。チームメイトには、後にメジャーリーガーとなるゲリット・コールがいました。

シアトル・マリナーズ時代

2008年のMLBドラフトでシアトル・マリナーズから23巡目（全体702位）で指名を受け、プロ入り。ルーキー級のアリゾナリーグ・マリナーズでプロとしてのキャリアをスタートさせました。2010年にはA級クリントン・ランバーキングスでプレーし、オフにはオーストラリアン・ベースボールリーグのアデレード・バイトにも参加。

2013年にはメジャーのスプリングトレーニングに参加し、開幕ローテーション争いに加わると、見事25人枠入りを果たします。2008年のドラフトで指名された選手の中では初のメジャーリーガーとなり、球団史上初となるAAA級のチームに所属せずにメジャー昇格を果たした先発投手となりました。4月4日のアスレチックス戦でメジャー初登板初先発を果たしますが、ほろ苦いデビュー戦となりました。その後、テキサス・レンジャーズ戦でメジャー初勝利を挙げています。

サンディエゴ・パドレス時代

2014年オフにセス・スミスとのトレードでサンディエゴ・パドレスへ移籍。2015年には53試合に登板し、7勝4敗12ホールド、防御率3.00、WHIP1.06と安定した成績を収めました。2016年シーズン途中からはクローザーを任され、13セーブを挙げましたが、防御率4.52とやや不安定な投球内容でした。2017年もクローザーとして20セーブを記録しましたが、防御率は5.72と課題を残しました。

カンザスシティ・ロイヤルズ時代

2017年7月、トラビス・ウッドらとのトレードでカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍。しかし、移籍後は26試合で防御率8.10、WHIP2.25と打ち込まれる苦しいシーズンとなりました。2018年は開幕から調子が上がらず、AAA級へ降格。その後メジャーに復帰するも、防御率7.76と苦戦し、オフにFAとなりました。

ピッツバーグ・パイレーツ傘下時代

2019年1月、ピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、再起を目指すことになりました。

ブランドン・マウラーは、その恵まれた体格から投げ下ろされる角度のあるボールで、打者を打ち取る本格派右腕です。リリーフとして活躍しましたが、近年は安定感を欠いています。パイレーツ傘下で、かつての輝きを取り戻せるか、注目されます。

プレースタイル

最速100mph(約161km/h)の速球を武器に、スライダー、チェンジアップなどを織り交ぜる。

年度別投手成績

記録は省略

背番号

37（2013年 - 2017年7月23日、2018年）
32（2017年7月25日 - 同年終了）

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