ブランビーズ (ラグビー)

ACTブランビーズ

概要

ACTブランビーズは、南半球の強豪チームが集まるラグビーユニオンの国際リーグ、スーパーラグビーに参戦しているオーストラリアのプロフェッショナルチームです。オーストラリア首都特別地域（ACT）の中心都市キャンベラに拠点を置き、ホームグラウンドとしてキャンベラ・スタジアムを使用しています。

チームは、ACTおよびニューサウスウェールズ州南部地域のラグビーユニオンクラブに所属する選手や、チームとプロ契約を結んだ選手たちから選抜・編成されています。チームカラーは、ネイビーブルーを基調とし、白とゴールドがアクセントに使われています。1996年から2004年の期間は、チーム名が「ACTブランビーズ」として活動していました。

歴史

ACTブランビーズは1996年に創設されました。ただし、母体となるACTラグビーユニオン自体の歴史は古く、1937年にまで遡ります。チーム創設後間もない1997シーズンには、スーパーラグビー（当時はスーパー12）で早くも決勝に進出し、準優勝を飾るという成果を上げました。

チームの歴史において特筆すべきは、1998年から2001年までエディー・ジョーンズ氏がヘッドコーチを務めた期間です。就任初年度は10位と苦戦を強いられましたが、チームはその後驚異的な成長を遂げます。2000年シーズンからは5シーズン連続でプレーオフ進出を果たし、この間にスーパー12で2度の優勝（2001年、2004年）と2度の準優勝（2000年、2002年）という輝かしい成績を残し、チームの「黄金時代」を築き上げました。

近年の活動としては、2023年10月に日本を訪れ、日本のトップリーグチームである東京サントリーサンゴリアスおよびリコーブラックラムズ東京と対戦する予定が組まれるなど、国際的な交流も積極的に行っています。

主な戦績とタイトル

ACTブランビーズは、これまでのスーパーラグビーおよびその派生大会において、数々のタイトルを獲得し、好成績を残しています。大会の名称やフォーマットは時代と共に変遷しており、ブランビーズの成績もその各段階で記録されています。

初期のスーパー12時代（1996年～2005年）には、以下のタイトルと成績を残しました。

スーパー12 優勝: 2回 (2001年、2004年)
スーパー12 準優勝: 3回 (1997年、2000年、2002年)

その後、スーパー14（2006年～2010年）、スーパーラグビー（2011年～2019年、参加チーム数は変動）、スーパーラグビーAU（2020年～2021年）、そしてスーパーラグビーパシフィック（2022年以降、12チーム体制）とリーグは変化しましたが、ブランビーズは常にオーストラリア勢の主要なチームとして活躍を続けています。

特に、2013年にはスーパーラグビーの決勝に進出し、準優勝を果たしました。また、COVID-19パンデミックの影響で国内リーグとして開催されたスーパーラグビーAUにおいては、2020年に見事優勝を飾っています。

これらの成績は、チームが長年にわたりオーストラリア国内だけでなく、スーパーラグビーの舞台で常に高い競争力を維持してきたことを示しています。

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