ブルー 初めての空へ

『ブルー 初めての空へ』について

『ブルー 初めての空へ』(原題: Rio)は、2011年に公開されたアメリカの3DCGによるアニメ映画であり、アオコンゴウインコを主人公とした冒険ファンタジー作品です。物語の舞台は、色鮮やかなブラジルのリオ・デ・ジャネイロで、タイトルはその場所を表しています。日本では2D上映のみですが、アニメーションの魅力はそのままに、感動的なストーリーが多くの観客を魅了しました。

公開情報

本作は2011年3月22日にブラジルのファヴェーラで初めて上映され、その後アメリカでも4072館で公開されました。開幕週末には初登場1位を獲得し、7週間もの間、国内の興行成績トップ10に留まる人気を誇ります。日本では2011年秋の劇場公開が予定されていたものの、実際には中止となりましたが、同年9月には第8回ラテンビート映画祭にて2D上映が実現しました。その他、2011年12月14日にはDVDとBlu-rayが発売され、2013年10月にはようやく日本語吹き替え版が劇場公開されました。

ストーリー概要

ブルーという青いインコは、アメリカの本屋で悠々自適に生活していましたが、ある日訪れた鳥類学者によって彼が絶滅危惧種であることを知らされます。ブルーと彼の飼い主は、絶滅を防ぐためにブルーの種族を救う任務に挑むため、リオ・デ・ジャネイロまで旅をします。そこで彼は、強気で性格の異なるお嫁さん候補、ジュエルと出会いますが、彼女との関係は一筋縄では行きません。さらに、密猟者が現れ、二羽の運命は複雑に絡み合っていくのです。

声優キャスト

この映画には、豪華な声優陣が参加しており、登場人物たちに命を吹き込んでいます。ブルーを演じるのは、アイス・キューブ、ジュエルにはアン・ハサウェイが声を当てています。そして、彼らをサポートするキャラクターたちも、多様な個性を持ち味のある声優たちによって彩られています。

続編『ブルー2 トロピカル・アドベンチャー』

続編の『ブルー2 トロピカル・アドベンチャー』（原題: Rio 2）は2014年に公開され、前作から数年後の設定です。ジュエルとカップルとなったブルーは、幸せな家庭を築きますが、アマゾンの大群れに出会い、一緒に冒険に出かけます。新たなキャラクターや試練が加わることで、さらにスリリングな物語展開が期待されます。日本では2015年に特別上映され、ブルーレイやDVDでも楽しむことができました。

関連情報

また、『アングリーバード』とのコラボ作品『アングリーバード RIO』も製作され、人気を博しました。映画自体の大ヒットにより、関連商品や特集が展開され、その影響は広範囲に及びました。

『ブルー 初めての空へ』は単なるアニメ映画にとどまらず、友情や愛、自己発見といったテーマを扱っており、幅広い年齢層の観客に共感を与える作品となっています。

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