「ブルージーンズ メモリー」について
1981年6月12日、
近藤真彦による
シングル「ブルージーンズ メモリー」がリリースされました。この楽曲は、彼のキャリアにおいて3作目の
シングルであり、音楽界における彼の存在感を一層強めるものでした。発売元は現在の
ソニー・ミュージックレーベルズにあたるRVCです。
映画主題歌としての位置づけ
この
シングルは、東宝制作の映画『ブルージーンズ メモリー』の主題歌としても知られています。映画と連動した音楽は、その作品をより一層印象深いものにし、鑑賞者に強い感情を呼び起こす力があります。近藤は歌詞に込められた思いを表現し、映画の世界観をより深く感じさせる役割を果たしました。
特徴的な歌詞
楽曲の大サビ後に歌われる「さよならなんて、言えないよ。バカヤロー!!!」というフレーズは特に特徴的で、近藤自身が考案したものであることが知られています。本来の歌詞案は「好きだよ。好きだよ。好きだよー!」だったのですが、近藤はそのフレーズを歌うのに恥ずかしさを感じ、より強い感情を表現するために変更したそうです。この変更が、歌の力強さを一層際立たせているのです。
カップリング曲「青春ビーチ」
シングルにはカップリング曲として「青春ビーチ」が収録されています。この曲は、近藤が出演していたコニカカメラのCMソングの歌詞を変更して新たにアレンジしたもので、彼の多才さが垣間見えます。特にその青春を感じさせるメロディと歌詞は、聴く人に心地よい印象を与えます。
アレンジとカバー
「ブルージーンズ メモリー」は、1997年にロック調にアレンジされたバージョンが収録された
ベスト・アルバム『
THE ROCK BEST』に再録されました。また、
2006年には
玉置成実が近藤のトリビュートアルバム『MATCHY TRIBUTE』でカバーを行い、この曲の魅力は新たな世代にも受け継がれています。
発売の際の特典
「ブルージーンズ メモリー」の初回プレス盤には、他の作品とは異なりピンナップジャケットが付属しており、さらにステッカーも同梱される特典がありました。これにより、多くのファンの興味を引き、
シングルの価値を高めました。
楽曲の詳細情報
この楽曲の編曲は
馬飼野康二が手がけており、メロディの美しさを引き立てています。収録曲は以下の通りです:
作詞:
松本隆/作曲:
筒美京平
作詞:すずきひさし/作曲:
馬飼野康二
「ブルージーンズ メモリー」は、
1981年の音楽シーンにおいても重要な位置を占めており、今なお多くの人々に親しまれています。