ブルーノ・カッペローザ

ブルーノ・カッペローザ

ブルーノ・カッペローザ（Bruno Cappelozza）は、1989年5月20日にブラジルのサンパウロ州ジャウーで生まれた男性総合格闘家です。彼はコリンチャンスMMAに所属し、2021年のPFLヘビー級トーナメントで優勝しました。カッペローザは7歳のときから総合格闘技を学び始め、その後、空手や柔道、カポエイラ、ムエタイといった他の武道も取り入れました。彼のキャリアは多彩な背景と技術によって支えられています。

来歴

カッペローザは2010年にプロとしてのキャリアをスタートしましたが、彼の名が知られるようになったのは、RIZINでの経験があったからです。2015年にはRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015に出場し、ヘビー級トーナメントの1回戦でテオドラス・オークストリスに対戦しましたが、1ラウンドでTKO負けを喫しました。

2018年には再びRIZINに出場し、イリー・プロハースカとの対戦では、左ジャブで相手を効かせたものの、逆に右ストレートで2度ダウンを奪われ、再度1ラウンドKO負けとなりました。こうした試合を経て、彼はさらなる成長を遂げることになります。

PFLでの成功

2021年にPFL（Professional Fighters League）に参加し、彼の実力が十分に証明されました。初戦となるPFL 3では、アンテ・デリアを相手にわずか46秒でKO勝ちを収め、6ポイントを獲得しました。その後のPFL 6でも右ハイキックで再びのTKO勝利を達成し、合計12ポイントでプレーオフに進出しました。

準決勝ではジャメル・ジョーンズとの対戦で左ジャブを活かし、2ラウンド目にTKO勝ちを収めました。そして、2021年10月27日にはPFL 10でアンテ・デリアとの再戦を経て、5ラウンド判定勝ちでトーナメント優勝を果たし、100万ドルの優勝賞金を手にしました。

その後もカッペローザは活躍を続け、2022年にはPFL 2でステュアート・オースティンを相手にTKO勝ちを収めるなど、期待される選手となります。しかし、次のPFL 5でマテウス・シェフェウに判定で敗れ、その試合は「アップセット・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされるなど、波乱もありました。結局、彼は6ポイントでプレーオフに進出できたものの、怪我により出場を断念せざるを得ませんでした。

2023年には再びマテウス・シェフェウと対戦し、勝利を収めたものの、試合後に禁止薬物の陽性反応が出たため、その結果がノーコンテストに変更されることとなりました。この影響で9か月間の出場停止処分も受けました。

ロータスと今後

2024年2月には、PFLとBellatorの共同開催イベントで元Bellator世界ライトヘビー級王者ワジム・ネムコフと対戦する機会を得ましたが、2ラウンドで肩固めにより敗れました。カッペローザは今後の試合での復活を目指し、さらなる成長を見せることが期待されています。

獲得タイトル

• - PFLヘビー級トーナメント優勝（2021年）
• - DFMMAライトヘビー級王座（2017年）
• - 第3代Jungle Fightライトヘビー級王座（2016年）
• - 初代Jungle Fightクルーザー級王座（2015年）

カッペローザは、今後も総合格闘技界での存在感を示し続ける選手であり、多くのファンに支持されています。

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