ワジム・ネムコフ

ワジム・ネムコフ - ロシアの総合格闘家

ワジム・ネムコフは、1992年10月14日にロシアのベルゴロド州に生まれた男性総合格闘家です。アレクサンドル・ネフスキー所属で、元Bellator世界ライトヘビー級王者として知られています。また、2023年にはBellator男子パウンド・フォー・パウンドランキングで首位に立つ実力を持っています。

キャリアの始まり

ネムコフは、格闘技の世界でのスタートを世界サンボ選手権にて果たしました。2013年には100kg級で銅メダルを獲得し、その後2014年から2019年の間に4回も優勝を果たしました。彼はエメリヤーエンコ・ヒョードルが設立したスポーツセンター「アレクサンドル・ネフスキー」でトレーニングを行い、確固たる基盤を築いていきます。

総合格闘技デビュー

ネムコフは、2013年に総合格闘技の舞台にデビューします。ロシア国内で行われた4戦全勝、うち3戦はKO、1戦は一本勝ちを収め、その名を広めていきます。

RIZINでの試練

彼の国際的なキャリアは、2015年にRIZINと契約したことで始まりました。RIZINヘビー級トーナメント2015に出場し、初戦でゴラン・レルジッチに勝利しますが、準決勝ではイリー・プロハースカに敗れます。しかし、彼は2016年のトーナメントでも1RKO勝ちをおさめ、少しずつその名声を高めていきました。

Bellatorへの移籍

2017年、ネムコフはBellatorと契約することになり、これにより彼のキャリアに新たな転機が訪れました。初戦でフィリップ・リンスに勝利し、続いて元王者のリアム・マギリーをローキックで下し、さらにフィル・デイヴィスに判定勝ちを収めるなど、勢いを増していきます。

2020年8月21日、Bellator 244の世界ライトヘビー級タイトルマッチでライアン・ベイダーを相手にTKO勝ちを収め、王座を獲得しました。その後も王者としての地位を確立し、フィル・デイヴィスやジュリアス・アングリカスと再戦し、それぞれ勝利を収めて王座を防衛しました。

グランプリ優勝

2022年にはコーリー・アンダーソンとのリマッチを制し、さらにグランプリ優勝という偉業を成し遂げ、賞金100万ドルを獲得しました。その後も2023年にローメロとの試合で再び勝利し、4度目の王座防衛に成功しましたが、2024年1月にはヘビー級に転向するために王座を返上することとなりました。

人物像とエピソード

RIZINと契約した際、彼は若手メンバーとして「RIZIN三銃士」と呼ばれ、ファンに親しまれました。ネムコフは将来を期待される選手として、さらなる成長を遂げています。

戦績とタイトル

彼の輝かしいキャリアの中で、2020年にはBellator世界ライトヘビー級王者として名を馳せました。今後の彼の進展にも注目が集まっています。

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