ブレアナ・ステュアート

ブレアナ・ステュアート：女子バスケットボール界の輝けるスター

ブレアナ・マッケンジー・ステュアート（Breanna Mackenzie Stewart）は、1994年8月27日生まれのアメリカ合衆国出身の女子バスケットボール選手です。WNBA（Women's National Basketball Association）のシアトル・ストームに所属し、パワーフォワードとして活躍しています。193cmの長身を生かしたプレーで、数々のチームを勝利に導いてきました。

学生時代：輝かしいキャリアの始まり

ステュアートは、キケロ・ノースシラキュース高等学校を卒業後、コネチカット大学に進学しました。大学では、モライア・ジェファーソン、モーガン・タックらと共にNCAA（National Collegiate Athletic Association）女子バスケットボールトーナメントで4年連続優勝という偉業を達成しました。この頃から、彼女の才能は広く知られるようになり、プロ入りへの期待が高まりました。

シアトル・ストームでの活躍

2016年、ステュアートはWNBAドラフトで全体1位指名を受け、シアトル・ストームに入団しました。ルーキーイヤーからその実力を発揮し、34試合に出場、平均18.3得点、9.3リバウンド、3.4アシスト、1.2スティール、1.8ブロックを記録し、見事最優秀新人賞を獲得しました。

その後も、ステュアートは着実に成長を続け、2018年にはシーズンMVPを獲得しました。同年、ワシントン・ミスティクスとのWNBAファイナルでは、チームを優勝に導き、ファイナルMVPにも輝きました。しかし、2019年4月には、ディナモ・クルスクでの試合中にアキレス腱断裂という重傷を負い、WNBAの2019年シーズンは全休となりました。

怪我からの復帰後も、ステュアートの活躍は衰えることを知りません。2020年7月には試合に復帰し、大学時代のチームメイトであるモーガン・タックがストームに加入しました。ステュアートは、2020年シーズンも平均19.7得点、8.3リバウンド、3.6アシストなどの好成績を記録し、チームを2度目のWNBAファイナル制覇に導き、自身も2度目のファイナルMVPに輝きました。

海外でのプレー

WNBAのオフシーズンには、海外のクラブチームにも所属しています。2016年から2018年には上海ソードフィッシュ、2018年から2019年にはディナモ・クルスクでプレーしました。

主なタイトルと表彰

ステュアートは、これまでに数々のタイトルと表彰を受けています。

WNBA最優秀選手賞：1回 (2018)
WNBAファイナル最優秀選手賞：2回 (2018, 2020)
オールWNBAチーム選出：3回
1stチーム：2回 (2018, 2020)
2ndチーム：1回 (2016)
WNBAオールディフェンシブチーム選出：2回
2ndチーム：2回 (2016, 2020)
WNBAルーキー・オブ・ザ・イヤー賞：2016
WNBAオールスターゲーム選出：2回 (2017, 2018)
FIBA女子バスケットボール・ワールドカップ MVP：1回 (2018)
* バスケットボールU-19女子世界選手権 MVP：2013

ブレアナ・ステュアートは、その卓越した才能と努力で、女子バスケットボール界を代表する選手となりました。今後の更なる活躍が期待されています。

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