ブレイクダウン (バンド)

ブレイクダウン（BREAKDOWN）

ブレイクダウンは、1976年から1986年までの間、日本の音楽シーンで活躍したブルースバンドです。このバンドは、神戸や京都を拠点にしながら、ブルースの魅力を広める活動を展開していました。バンドの成り立ちや音楽スタイルは、多くのミュージシャンに影響を与えてきました。

バンドの設立と初期の活動

ブレイクダウンは、1972年に結成された「ブルースハウスブルースバンド」が母体としてスタートしました。元々は服田洋一郎や西村入道（西村昭信）、初代ベースマンの吉沢悦郎の3人で活動を始め、ビッグバンドとしての経験を持つ小川俊英が後に合流しました。バンドの原型は、その後吉沢が抜けた際に、ウエスト・ロード・ブルース・バンドの永井隆によって森田恭一を紹介されたことから形成されました。

その後、ブルースハウスは解散し、服田が渡米したのち、帰国してから森田や小川と共に新たな活動を模索しました。やがて名古屋の近藤房之助が加わり、1976年3月には京都の拾得で初のライブを行い、本格的に活動を開始しました。

メンバーの変遷

ブレイクダウンは、創設時から長い間にわたり多くのメンバーの変遷がありました。最初のメンバーは、服田洋一郎（ボーカル・ギター）、近藤房之助（ボーカル・ギター）、森田恭一（ベース）、小川俊英（ドラム）です。このメンバーで7年間の活動を経て、1982年には小川が家業を継ぐために福山へ戻ることとなり、新たなドラムを探す必要がありました。

新たに入ったのは吾妻光良 & The Swinging Boppersの岡地明（後に岡地曙裕と改名）でした。このメンバーで1983年から活動を再スタートし、拠点を東京に移しました。

音楽活動とディスコグラフィ

1980年代に入ると、ブレイクダウンは年間100本以上のライブを行い、各地で観客を魅了しました。特に、1986年にオーティス・ラッシュとの全国ツアーを行ったことが、彼らの活動の集大成となります。これをもって、ブレイクダウンは解散を決意しました。

バンドの音楽は、リアルなブルースサウンドが特徴で、いくつかのアルバムも制作されています。代表作には、1980年の『LIVE』、1981年の『I'VE BEEN A GOOD THING FOR YOU』、1984年の『ALIVE』、1985年の『4』が含まれます。また、2004年にはライブ映像『139th nervous breakdown』がリリースされており、その歴史を少しでも感じ取ることができます。

まとめ

ブレイクダウンは、日本のブルースバンドとして、1976年から1986年にかけて独自の音楽スタイルを持ち、多くのファンを獲得しました。メンバーの変遷や活動の中で、彼らの音楽は時代を超えて多くの音楽ファンに愛されています。バンドの成り立ちや活動は、今後のブルースシーンにおいても語り継がれることでしょう。

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