ポルノグラフィティの楽曲「ブレス」は、
2018年7月25日にSME Recordsからリリースされた47作目の
シングルです。この楽曲は、映画『劇場版
ポケットモンスター みんなの物語』の主題歌として新たに作成されました。前作「カメレオン・レンズ」から約4ヶ月後のリリースとなり、同作品を通じてファンに新しい音楽体験を提供しています。
ジャケットデザインとリリース形態
「ブレス」のジャケットは、鮮やかな色を使用した手書きの「V」が印刷されており、この「V」は音楽におけるブレス記号を象徴しています。リリース形態は多様で、初回生産限定盤、通常盤、期間限定生産盤の3種類が提供されました。初回生産限定盤には、2017年に行われた「
ROCK IN JAPAN FESTIVAL」でのライブ映像が9曲収録されたDVDが含まれています。また、期間限定生産盤では、「
ポケットモンスター」のショートムービー付きDVDが添付され、特別に映画仕様のジャケットや
ポケモンカードゲーム用のスペシャルキラカード「イーブイ」が含まれています。
楽曲の特徴と背景
「ブレス」は、映画側から「ポルノらしいハイテンポな曲を」というリクエストを受けて、メンバーたちが多様な楽曲を制作した結果、選ばれた作品です。アレンジには多くの時間をかけており、
ストリングスの存在感を重視しつつ、ギターのメロディを効果的に活かすために音数を減らしています。この楽曲は、映画のテーマである「小さな悩みを乗り越えていく登場人物たち」に寄り添った歌詞となっており、「自分を見失わず、信じる未来に向かって進むこと」がメッセージとして込められています。
収録曲について
シングルには、以下の楽曲が収録されています。
1.
ブレス
2.
海月
これはEDM調の楽曲で、元々は前作のカップリング曲として制作されたものです。歌詞は海月(くらげ)をテーマにしています。
3.
ライラ
ロシア民謡にインスパイアを受けた曲で、特に間奏部分では「コロブチカ」のメロディが引用されています。生楽器による一発録りで収録されており、ライブではその場に応じたセリフが使用されることも特徴です。
タイアップおよびゲストミュージシャン
「ブレス」は『劇場版
ポケットモンスター みんなの物語』の主題歌として使用され、広島国際映画祭2018の公式応援ソングにも採用されました。また、楽曲の制作には様々なミュージシャンが関わっており、オーケストラ用の
ストリングスやコーラスが参加しています。
本作は
ポルノグラフィティにとって、多くの挑戦の結果生まれた愛のある楽曲であり、聴く人々に感動を与える内容となっています。