ブレット・フィリップス (野球)

ブレット・フィリップス：記憶に残るプレーヤー

ブレット・マーベリック・フィリップス（Brett Maverick Phillips, 1994年5月30日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州出身のプロ野球選手でした。ポジションは外野手で、右投左打。現在はフリーエージェントとなっています。

義父は元プロ野球選手（内野手）で野球指導者のトレイ・ヒルマンです。

プロ入りからMLBデビューまで

2012年のMLBドラフトで、ヒューストン・アストロズから6巡目（全体189位）で指名され、プロのキャリアをスタートさせました。ルーキー級でのデビュー後、着実にステップアップ。

2014年にはA級とA+級で合計130試合に出場し、打率.310、17本塁打、68打点、23盗塁と、才能の片鱗を見せました。

ブルワーズ、ロイヤルズ、そしてレイズへ

2015年、カルロス・ゴメスらとのトレードでミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。さらに、2018年にはカンザスシティ・ロイヤルズへ、そして2020年にはタンパベイ・レイズへと渡り歩きました。

レイズ在籍時の2020年ワールドシリーズ第4戦では、逆転サヨナラ打を放ち、一躍脚光を浴びる存在となりました。

エンゼルスでの二刀流挑戦

2023年にはロサンゼルス・エンゼルスと契約。外野手としての出場に加え、9回に投手として登板する場面もありました。この時、球速は74mph（約119km/h）前後で、球種は全てスライダーでした。

ホワイトソックス、ヤンキース傘下時代

2024年にはシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約。その後、ニューヨーク・ヤンキースと投手としてマイナー契約を結びました。

選手としての特徴

スカウトからは、中堅守備はケビン・キアマイアー級と評されるほどの高い守備力を持っていました。一方で、打撃の確実性を上げることが課題でした。

また、メジャーでの投手経験も持ち、97マイルの速球を投げることができました。自身を二刀流選手と自称し、「オレはアメリカン・オオタニだ」と豪語することもあったようです。

記憶に残るプレーヤー

ブレット・フィリップスは、MLBでの通算打率は2割に満たないものの、その記憶に残るプレーの数々で、多くのファンを魅了しました。外野手としての高い守備力、そして投手としての意外性。彼の今後の活躍に期待する声も多くありました。

年度別成績

(年度別打撃成績、年度別投手成績、年度別守備成績は省略)

背番号

33（2017年 - 2018年途中）
14（2018年途中 - 2020年）
35（2021年 - 2022年途中）
66（2022年 - 同年終了）
8（2023年）

代表歴

2015 WBSCプレミア12 アメリカ合衆国代表

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