ブロック・バウアーズ

ブロック・バウアーズ：新時代のタイトエンド

ブロック・アレン・バウアーズ（Brock Allen Bowers, 2002年12月13日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ナパ出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのラスベガス・レイダースに所属し、タイトエンドとしてその才能を発揮しています。

大学時代：ジョージア大学での輝かしいキャリア

ジョージア大学に進学したバウアーズは、1年目の2021年シーズンからその才能を発揮し始めます。当初は控えとしての役割が想定されていましたが、チーム内の状況変化から出場機会が増加。すると、すぐにそのポテンシャルを開花させます。

開幕2試合目のUAB戦で100レシーブ獲得ヤード、2つのレシービングTDを記録すると、その名は一躍注目を集めます。強豪アラバマ大学とのSECチャンピオンシップでは、10レシーブ、139レシーブ獲得ヤード、1つのレシービングTDを記録する活躍を見せました。

CFPナショナルチャンピオンシップの準決勝ではミシガン大学を相手に勝利に貢献。決勝ではアラバマ大学との再戦を制し、チームを41年ぶりの全米制覇に導きました。このシーズン、バウアーズは56レシーブ、882レシーブ獲得ヤード、13のレシービングTDを記録し、SECの新人王に輝きます。また、オールアメリカンセカンドチーム、オールSECファーストチームにも選出されるなど、その実力は高く評価されました。

2022年シーズンもバウアーズの勢いは止まりません。フロリダ大学戦でキャリアハイとなる153レシーブ獲得ヤードを記録するなど、常にチームの中心選手として活躍。CFPナショナルチャンピオンシップでは、TCUを相手に7レシーブ、152レシーブ獲得ヤード、1つのレシービングTDを記録し、チームの連覇に大きく貢献しました。このシーズン、バウアーズは63レシーブ、942レシーブ獲得ヤード、7つのレシービングTDを記録し、オールアメリカンファーストチームに選出。カレッジで最も優れたタイトエンドに贈られるジョン・マッキー賞を受賞しました。

プロ入り：ラスベガス・レイダースでの挑戦

大学での圧倒的な実績を引っ提げ、バウアーズは2024年のNFLドラフトに満を持して参加。1巡全体13位でラスベガス・レイダースに指名され、プロの世界へと足を踏み入れました。

ルーキーイヤーとなった2024年シーズン、バウアーズはすぐにその才能を発揮します。第14週のタンパベイ・バッカニアーズ戦で、ルーキーTEによるシーズン最多レシーブ数の記録を更新。さらに、第16週のジャクソンビル・ジャガーズ戦でシーズン100レシーブ、1,000レシーブ獲得ヤードを達成し、タイトエンドとして史上3人目の快挙を成し遂げました。第17週のニューオーリンズ・セインツ戦では、ルーキーTEによるシーズン最多レシーブ獲得ヤードの記録を更新し、ルーキーによるシーズン最多レシーブ数の記録も塗り替えました。


ブロック・バウアーズは、大学時代からその才能を発揮し、プロ入り後も数々の記録を打ち立てている、まさに新時代のタイトエンドです。今後の活躍から目が離せません。

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