ブロック紙3社連合

ブロック紙3社連合の概要

ブロック紙3社連合、または新聞三社連合は、1950年に設立された日本のブロック紙の統括団体です。この団体は、各地域の新聞社間での情報共有や取材活動の相互支援を目的としています。事務局は中日新聞社の東京本社に位置しています。

参加新聞社

北海道新聞社、中日新聞社、西日本新聞社の三社が主要メンバーとして名を連ねています。これらの新聞社は、それぞれ独自の地域において重要な役割を果たしており、特に記事の相互利用や共同取材、新聞小説と漫画の共通化を進めています。また、囲碁や将棋の戦いに関しても、天元戦や王位戦・女流王位戦を共同で主催するなど、文化的な交流にも力を入れています。加えて、神戸新聞社や徳島新聞社も天元戦及び王位戦の共同主催に参加しています。

ニュースクリップサービス

2005年9月1日からは、参加新聞社が発行する新聞をオンラインで閲覧できる有料会員制の「ニュースクリップ」サービスが始まりました。このサービスにより、パソコンや携帯電話を通じて速報性の高いニュースを提供し、情報の拡散を図りましたが、2017年7月末に終了しました。なお、中日新聞は東京新聞と統合される前に、西日本新聞や大阪新聞、関連紙の日本工業新聞（現:産経新聞）と業務提携を結んでいた歴史もあります。

メディアへの影響力

3社連合の大きな特徴の一つは、各社が地域の主要なテレビ局（フジテレビ系列やテレビ東京系列など）および独立局の主要株主である点です。このことは、新聞社としての影響力を超えて、他メディアや地域社会に対する広範な影響を及ぼしています。

連載漫画の歩み

この連合においては、朝刊や夕刊において数多くの連載漫画が提供されてきました。例えば、2007年から2012年にかけては『ちびまる子ちゃん』が連載されるなど、子供たちを中心に人気を博しました。また、夕刊では『クラリさん』や『ブロー君』など、様々な漫画が読者を楽しませていました。特に『ウチのげんき予報』は2023年12月まで掲載が続けられており、その後2024年1月からは掲載が休止される予定です。

終わりに

このように、ブロック紙3社連合は長い歴史を有し、地域の新聞業界内での連携を強化し続けています。今後も新聞社間の協力を通じて、情報発信や文化発展に寄与することが期待されています。

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