プチコンBIG

プチコンBIGの概要

『プチコンBIG』は、スマイルブームが提供するWii U専用のソフトで、シリーズの第4作目にあたります。このソフトは、BASIC言語を使用したプログラミングを楽しむことができるもので、これまでのプチコンシリーズの機能や魅力を引き継ぎつつ、新たな要素が加わっています。

互換性と機能

『プチコンBIG』は、先にリリースされた『プチコン3号』のWii Uバージョンとも言えます。多くの機能が3号から受け継がれ、共通のサーバーを通じて両者の作品を共有することが可能です。これにより、ユーザーは家庭や移動中のシーンに応じて、どちらのプラットフォームを使用するか選択できる利便性があります。

BIGで使用されるBASICは、3号の上位互換となっており、3号で作成したプログラムをBIG上でも活用することができます。これは、ユーザーがスムーズに別の環境でプログラミングを行えるため、特に開発の裾野を広げています。

ただし、一部の機能には互換性がない点もあります。具体的には、ローカル通信のサポートやマイクの使用、波形の再生、立体視などが含まれます。これらの制限にもかかわらず、BIGでは新たに追加された専用機能や画面表示の拡張があり、ますます多様なプログラミング体験を提供しています。

画面表示の機能

本作では、画面解像度が最大854×480ドットに対応し、素材画像のエリアも大幅に拡張されています。これにより、より鮮明で複雑なデザインが可能になり、ユーザーはより自由にアートワークを作成できるようになりました。特に、スプライトを4096個まで同時に表示できるのは大きな特徴です。

周辺機器のサポート

『プチコンBIG』は、最大4台のWiiリモコンやGamePad、ヌンチャクといった周辺機器をサポートしており、多様なスタイルのゲーム制作に対応しています。このため、Wii Uに特化した作品を開発する選択肢が広がり、異なるインターフェースの活用が可能となっています。

プログラミングスタイル

開発スタイルは多岐にわたり、ユーザーはテレビとGamePad、GamePadのみ、GamePadとUSBキーボード、テレビとUSBキーボードの組み合わせを選択することができます。それぞれのスタイルには特長とメリットがあり、自分の好みに合わせたプログラミング環境を構築可能です。

発売日と価格変更

『プチコンBIG』は、発売前に幾度かの延期があり、最終的には2016年12月14日に配信が開始されました。なお、2017年には価格が見直され、より多くのユーザーに手が届くように1000円に設定されました。この決定は、プログラミングに関心がある初心者に機会を提供するためのものでした。

バージョンアップデート

発売以来、いくつかのバージョンアップが行われ、不具合の修正や命令の高速化が実施されています。最新の更新では、ユーザーのフィードバックを元に、より安定したプログラミング環境が整えられています。

結論

『プチコンBIG』は、プログラミングにおける創造力をかき立てるための多彩な機能を集結させたソフトウェアです。初心者から上級者まで、幅広いユーザーが楽しめる魅力的なプラットフォームであり、教育や趣味のプログラミング活動に最適な選択肢となっています。

もう一度検索