プッシング・ザ・センシズ

イギリスのロックバンド、フィーダーが2005年4月20日にリリースした5枚目のアルバムが「プッシング・ザ・センシズ(Pushing The Senses)」です。

今作では、これまでサポートメンバーとして活動していたマーク・リチャードソン（元スカンク・アナンシーのドラマー）が正式にメンバーとして加入しました。これにより、バンドのサウンドに新たなダイナミズムが加わりました。

アルバム全体を通して、前作「コンフォート・イン・サウンド」の悲しみを乗り越え、よりメロディーの美しさを追求した楽曲が特徴となっています。「Feeling A Moment」や「Tumble And Fall」といった代表曲は、その最たる例と言えるでしょう。繊細かつ力強いメロディーラインは、聴く者の心を捉えて離しません。

収録曲は以下の通りです。

1. フィーリング・ア・モーメント(Feeling A Moment)
2. ビター・グラス(Bitter Glass)
3. タンブル・アンド・フォール(Tumble And Fall)
4. テンダー(Tender)
5. プッシング・ザ・センシズ(Pushing The Senses)
6. フリクエンシー(Frequency)
7. モーニング・ライフ(Morning Life)
8. ピルグリム・ソウル(Pilgrim Soul)
9. ペイン・オン・ペイン(Pain On Pain)
10. ダヴ・グレイ・サンド(Dove Grey Sands)
11. シャッター(Shatter)（日本盤ボーナストラック）
12. ビクトリア(Victoria)（日本盤ボーナストラック）

「Tumble And Fall」には、同じスタジオでレコーディングをしていた縁から、トラヴィスのフランとダギーがコーラスで参加しています。偶然の出会いが、楽曲に更なる彩りを添えることとなりました。

また、日本盤ボーナストラックである「Shatter」は、人気ゲーム「グランツーリスモ4」のBGMとして使用され、幅広い層にフィーダーの音楽が届けられるきっかけとなりました。

「プッシング・ザ・センシズ」は、フィーダーの音楽性の幅広さと深さを感じさせる、重要な作品と言えるでしょう。メロディアスなロックサウンドを好む方には、特におすすめしたい一枚です。

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