プラネタリウム (BUMP OF CHICKENの曲)

BUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKEN - プラネタリウム

「プラネタリウム」は、BUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKENが2005年7月21日にリリースした10枚目のシングルです。前作「車輪の唄」から約7ヶ月ぶりのリリースであり、2001年の「天体観測」以来となる天体をテーマにした楽曲が収録されています。

概要

通常、音楽作品は水曜日に発売されることが多いですが、このシングルは木曜日に発売されました。初回版にはオリジナルのスリーピングセット応募券が付属していました。また、歌詞カードには藤原基央氏自身が「スペースが足りなかった」と感じたことから、プラネタリウムの作り方が掲載されています。

ジャケットデザインは、かつてBUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKENのロゴマークをデザインしたタイクーングラフィックスが担当しました。また、本作の発売2日前には、アルバムレコーディングに専念するm-floの代役として、「MOTHER MUSIC RECORDS」にて一夜限りのパーソナリティを務めました。

初動売上は当時の自己最高記録を更新しましたが、「BOHBO No.5/神の島遥か国|BOHBO No.5_神の島遥か国」（サザンオールスターズ）、「SCREAM」（GLAY×EXILE）、「Link」（L'Arc〜en〜Ciel）といった強力なライバル作品と同日発売であったこと、また本作の発売が1日遅れたこともあり、オリコン最高位は4位に留まりました。しかし、4位で10万枚を超える売上を記録したのは、2001年10月29日付の「You Go Your Way」（CHEMISTRY）以来、約3年9ヶ月ぶりの快挙でした。

収録曲

全曲、作詞・作曲は藤原基央、編曲はBUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKENが担当しています。

1. プラネタリウム (5:36)
藤原氏が少年時代に夏休みの工作で作った手作りプラネタリウムの経験が元になっています。作詞当時も作り方を覚えていたとのことです。
ミュージックビデオは、神奈川県厚木市の厚木市子ども科学館プラネタリウムで撮影されました。
メロディの断片は以前から存在しており、アナログシンセサイザーを大々的に使用したことで、直井由文氏は新たなチャレンジを感じたそうです。また、「4人で納得して必要であればそういうものを使っても自分たちの曲を表現できるということを実感、確認した」とも述べています。藤原氏も「曲が望んでいるのなら何だって鳴らせばいい」と語っており、新たな一歩を踏み出せた感覚があったようです。

2. 銀河鉄道 (6:37)
「プラネタリウム」とは対照的に、楽曲は「頭から少しずつ作っていった」そうです。歌詞の内容には、「車輪の唄」と共通する部分があります。
タイトルは曲完成後に決定されましたが、雑誌のインタビューでタイトルの由来について「（銀河鉄道）999ではない」と語られています。
隠しトラックとして「いか」（作詞・作曲:BUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKEN）が収録されています。フェードアウトで終わるこの曲は、2013年12月以降、バラエティ番組『ぷっ』すまのイカ部という企画で使用されています。

収録アルバム

orbital period（#1）
present from you（#2）
* BUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKEN II ＜2005-2010＞（#1）

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