プラネット・J

「プラネット・J」は、1999年4月に青森放送でスタートしたラジオ番組です。海外生活に精通した三上拓也と、当時青森放送のアナウンサーだった中田有紀がパーソナリティを務めました。

番組の主な内容は、海外生活に関する様々な情報を紹介することでした。世界各国に住む日本人を中心としたネットワークを構築し、インターネットを駆使して世界各地の最新情報をリスナーに届けました。当時、青森放送ではEメールでの投稿を受け付けていませんでしたが、この番組のためにメールアドレスを開設し、Eメールによるリスナーからの投稿を受け付けるという画期的な試みも行われました。

番組開始当初は録音放送でしたが、1999年10月には2時間の生放送へとグレードアップしました。さらに、インターネット放送も開始し、生放送中のスタジオの様子をリアルタイムで見ることができたり、チャットを通じて番組に参加できるなど、双方向性のある番組作りが特徴でした。これらの先進的な取り組みが評価され、第38回ギャラクシー賞奨励賞を受賞するなど、地方ラジオ局の海外情報番組としては異例の高い評価を得ました。

2001年4月からは、番組の編成上の都合により放送時間が1時間に短縮されました。また、番組は録音放送となり、インターネット放送も終了しました。同年7月には、パーソナリティの中田有紀が青森放送を退社したため番組を卒業し、以降は三上拓也が単独でパーソナリティを務めました。その後、2002年3月に番組は惜しまれつつ終了しました。

「プラネット・J」は、地方ラジオ局でありながら、グローバルな視点とインターネットを積極的に活用した革新的な番組として、多くのリスナーに支持されました。海外生活に興味を持つ人々にとって貴重な情報源であり、ラジオの可能性を広げた番組として記憶されています。

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