プロントコーポレーション

株式会社プロントコーポレーション：多様な飲食ブランドで展開する企業

株式会社プロントコーポレーションは、東京都港区に本社を置く、PRONTO（プロント）をはじめとする複数の飲食ブランドを企画・運営し、フランチャイズ展開を行う企業です。サントリーとUCC上島珈琲の共同出資によって1988年2月1日、「株式会社ブレス」として設立されました。東京・銀座に最初の直営店をオープンして以来、順調に事業を拡大し、1995年2月1日に現在の社名に変更されました。

昼はカフェ、夜はバルというコンセプトで知られる主力ブランド「PRONTO」は、創業当初からのカフェ＆バーという業態を継承しつつ、2021年のリブランディングを経て、より明確に「昼はカフェ、夜はサカバ」という二面性を打ち出しています。このコンセプトは、多様なニーズに対応できる空間を提供することを目指しています。

プロントコーポレーションはPRONTO以外にも、多様なブランドを展開しています。かつて展開していた「CAFE SOLARE」は現在閉店していますが、「Di PUNTO（ワインの酒場）」「PRONTO IL BAR」「和カフェ Tsumugi」「È PRONTO」「espressamente illy」「illy CAFFE」など、それぞれの個性を持つブランドが展開されています。その他にも、「エビノスパゲッティ」「egg東京」「ブリオッシュドーレ」「アオ」といったブランドも展開しており、幅広い顧客層を取り込む戦略を取っています。

これらのブランドは、主に三大都市圏や政令指定都市など、都市部を中心に展開されており、2021年12月時点では全国で300店舗以上を展開しています（海外を含む）。海外展開としては、台湾の「Xpark」への出店があります。

利便性の高い店舗サービス

ほぼ全ての店舗で、フリーWi-Fiとコンセントの使用が可能となっており、顧客の利便性を高める取り組みを行っています。ただし、企業ビル内勤務者限定で、部外者は利用できない店舗も存在し、それらの店舗は公式の店舗検索には掲載されていません。

2021年のリブランディング

2021年4月には、コーポレートロゴとPRONTOロゴを刷新し、メインビジュアルも一新する大規模なリブランディングを実施しました。新しいロゴマークは、プロントの二面性を象徴するシンプルで力強いデザインに仕上がっており、ブランドイメージの現代化を図っています。

今後の展望

プロントコーポレーションは、多様なブランドを展開することで、変化する顧客ニーズに対応し、更なる成長を目指しています。既存ブランドの強化と、新たなブランドの開発、そして海外展開の拡大など、今後の動向が注目されます。公式ウェブサイト、Facebook、Instagram、X（旧Twitter）などの公式アカウントを通じて、最新情報を確認することができます。

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