プロ野球 ファミスタDS2009

プロ野球 ファミスタDS2009

『プロ野球 ファミスタDS2009』は、日本のゲーム開発・販売会社であるバンダイナムコゲームスから、2009年4月2日にニンテンドーDS向けにリリースされた野球ゲームです。携帯型ゲーム機であるニンテンドーDSで展開されたファミスタシリーズの2作目にあたります。

作品の概要と特徴

本作は、前作『プロ野球 ファミスタDS』に続き、DSプラットフォームでの新たなファミスタ体験を提供しました。特に本作からは、実際のプロ野球開幕時期に合わせたリリースサイクルが再び採用され、収録選手データには2009年シーズンの開幕予想データが反映されています。

ゲームシステムにおいては、前作で簡略化されていた操作や表示機能が、従来のシリーズの要素を取り戻す形で強化されました。例えば、守備でのダイビングキャッチや打撃時のハーフスイングといった細やかな操作が可能になり、試合中には投手・打者の詳細なデータが常に画面に表示されるようになりました。これにより、より戦略的でリアルな野球ゲームの駆け引きが楽しめるようになっています。

新たに加わった要素

本作の大きな特徴として、シリーズで初めて選手の「育成要素」が導入されました。試合に出場した選手は経験値を獲得し、特に試合での活躍に応じてより多くの経験値が得られます。経験値が一定量に達すると選手のレベルが上がり、それに伴って様々な能力が向上します。さらに、選手を入手する際に同じ選手カードが重複した場合にもレベルが上昇する仕組みが取り入れられています。

選手カードシステムにも特徴があり、通常の青いノーマルカードに加え、選手によっては基本能力が底上げされ、初期状態から特殊スキルが付加された金カードや銀カードが存在します。ノーマルカードの選手は、初期状態では特殊スキルを持っておらず、レベルアップを通じて習得していく形となりますが、金・銀カードの選手は最初から強力なスキルを活用できるため、チーム編成や戦略に幅をもたらします。

収録球場

試合が行われる球場も大幅に増加しました。前作に登場した4つの球場に加え、本作では新たに8つの球場が追加され、合計12種類の多彩なグラウンドでプレイできます。追加された球場には、以下のように現実離れしたユニークな形状や特徴を持つものが多く含まれており、ゲームに更なるバラエティと楽しさを加えています。

ピッカリスタジアム
かせんじき球場
ファミスタドーム
がいこくパーク
もろこしフィールド
キャニオンウインド
せんごく球場
げつめんコロニー
ディスコアリーナ
シーサイドパーク
おもちゃランド
ほっきょくフィールド

これらの要素により、『プロ野球 ファミスタDS2009』は、ファミスタシリーズの伝統的な面白さを継承しつつ、携帯機ならではの新たな遊び方を提示した作品となりました。

（参考：プロ野球 ファミスタDS2009公式サイト（2010年2月12日時点のアーカイブ））

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