ヘスス・ルサルド

ヘスス・G・ルサルド：ペルー出身の左腕投手

基本情報

ヘスス・G・ルサルドは1997年9月30日にペルーのリマで誕生しました。彼はアメリカに移住した後、フロリダ州マイアミで育ち、そこから野球の道を歩むことになります。ルサルドは左投左打の投手で、現在マイアミ・マーリンズに所属しています。また、愛称として「リザードキング」が知られています。彼はペルーから来た選手の中で、メジャーリーグベースボール（MLB）で初めての選手となりました。

経歴

プロ入り前

ルサルドは1歳の頃に家族と共にアメリカに移住しました。彼はパークランドにあるマージョリー・ストーンマン・ダグラス高等学校に通っていたが、2016年3月に左肘の靭帯を損傷し、トミー・ジョン手術を受けました。その手術前はドラフトで1巡目指名されると予想されていたほどの実力を持っていました。

プロ入りとナショナルズ傘下時代

2016年のMLBドラフトでワシントン・ナショナルズから3巡目（全体94位）で指名を受け、契約金140万ドルでプロ入りしました。この年は手術からのリハビリに専念し、実戦からは遠ざかりましたが、2017年の6月28日にルーキーリーグでプロデビューを果たしました。

アスレチックス時代

2017年7月にはオークランド・アスレチックスにトレードされ、移籍直後はルーキーリーグに所属。その後、AA級やAAA級での登板を経て、2018年シーズンには多くの先発を務めました。この年はAAA級でのプレーが評価され、オールスター・フューチャーズゲームにも選出されました。2019年にはマイナーリーグでの実績を持ってメジャー契約を結び、ヒューストン・アストロズ戦でのメジャーデビューを果たしました。

マーリンズ時代

2021年のシーズンでは、スターリング・マルテとのトレードによりマイアミ・マーリンズに移籍しました。以降、彼はマーリンズの先発投手として活躍しています。

投球スタイル

ルサルドの投球スタイルは速球が魅力的で、最速で99.8mph（約160.6km/h）を記録しています。彼の持ち球にはスライダーやカーブ、チェンジアップも含まれており、これらの多彩な変化球を使い分けています。これにより、打者を翻弄し、成績を上げる要因となっています。

代表歴と記録

ルサルドは2023年にワールド・ベースボール・クラシックのベネズエラ代表としても活躍し、多くの注目を集めました。また、マイナーリーグ時代には1回のオールスター・フューチャーズゲーム選出の経験も持っています。

まとめ

ヘスス・G・ルサルドは、ペルー出身のルーツを持ちながら、アメリカのMLBで成功を収めた投手です。その経歴から目が離せない選手であり、彼の今後のプレーに期待が高まります。

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