ヘチ 王座への道

ドラマ『ヘチ 王座への道』

『ヘチ 王座への道』（へち おうざへのみち）は、2019年2月11日から4月30日まで放送された韓国のSBS製作による歴史ドラマです。日本では同年6月19日に衛星劇場で初放送され、11月10日からNHK-BSプレミアムでも放送がスタートしました。このドラマは全48話が制作され、放送チャンネルによっては24話版も提供されています。また、2020年6月3日にはDVD-BOXも発売されました。

概要

本作は、朝鮮王朝第21代王・英祖の若き日の物語を描いています。イ・グム（後の英祖）は、低い身分の母を持ち、周囲の人々から見過ごされがちな存在ですが、彼は自らの使命を受け入れ、困難に立ち向かっていきます。最終的には王座に就き、国民のための政治を行う姿が描かれます。ドラマのタイトルの「ヘチ」は、善悪を見分ける伝説的な生物・獬豸（カイチ）に由来しています。この作品は、主演のチョン・イルにとって、除隊後初のテレビドラマ出演作となります。

あらすじ

物語は、水汲みの母親と王の間に生まれたイ・グムが、身分に囚われることなく生きていく姿から始まります。彼は王族の仲間たちと、王宮の外で暮らす日々を送っていましたが、実は父である粛宗は彼を王として育てたいと考えていました。しかし、王族の一員であるイ・タン（ミルプン君）の悪行を見逃すことに繋がる司憲府への反発が物語の重要な要素となります。

イ・グムは、彼の仲間であるムンスが不正を暴露しようとしたことに手を貸し、一度は彼から距離を置く決意をしますが、仲間との絆に引き戻されます。イ・グムは、父が亡くなり即位した兄・景宗からも世弟として頼りにされる存在になるものの、周囲からの妨害に直面します。特に、イ・インジャによる反乱が彼に大きな試練をもたらします。

主要な登場人物

ドラマには多様なキャラクターが登場し、イ・グム（ヨニングン）役のチョン・イル、友人のムンス（朴文秀）、ヨジ（千汝智）、ミルプン君（密豊君）役のチョン・ムンソンなどがいます。また、父親の粛宗や兄の景宗など王室のメンバーも重要な役割を果たします。

日本での放送

『ヘチ 王座への道』は、日本でも非常に人気があり、衛星劇場を始め、NHK-BSプレミアムやテレビ東京などで多くの放送が行われました。各局による再放送も多数実施され、多くの視聴者に親しまれました。

特に、NHK-BSプレミアムでは二ヶ国語放送もあり、オリジナルの声優によるセリフを楽しむことができました。このように、『ヘチ 王座への道』は日本でも広く視聴され、多くのファンを獲得した韓国ドラマとなりました。

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