ベスト・フレンド (SMAPの曲)

SMAPの「BEST FRIEND」は、1992年7月8日にリリースされた4枚目のシングル『負けるなBaby! 〜Never give up』のカップリング曲として発表されました。作詞は福島優子と森浩美、作曲は筒美京平、編曲は土方隆行が担当しています。

制作の背景

この楽曲は、NHKの『みんなのうた』のために制作されました。当時16歳だった一般女性、福島優子が作詞を手掛け、森浩美が補作として参加。完成した歌詞に筒美京平がメロディーを付けるという形で制作が進められました。

当初のコンセプトは「母親」への想いを歌ったもので、反抗期を迎えた子供の微妙な心情を表現し、最後は「ママはベスト・フレンド」という歌詞で締めくくられていました。アニメーションによる映像も制作され、『みんなのうた』で放送されました。

CDリリース後の変化

CD化される際、作品のコンセプトはグループの絆や友達の大切さを歌ったものに変更され、歌詞の最後も「僕のBEST FRIEND」へと変更されました。

この曲は、SMAPの活動において特別な意味を持つ楽曲として、様々な印象的な場面で歌われることになります。

1996年、メンバーの森且行がグループを脱退する際、『SMAP×SMAP』でのラストライブで、森が選んだメドレーの最後にこの曲が歌われました。6人体制での最後の歌唱となりました。
2002年、芸能活動を自粛していた稲垣吾郎が『SMAP×SMAP』で復帰した際、5人全員でこの曲を歌い、番組は高視聴率を記録しました。
2013年、『SMAP×SMAP』の「SMAPはじめての5人旅」で、メンバーがカラオケでこの曲を歌った際、中居正広が感極まって号泣する場面がありました。
2014年、『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』のグランドフィナーレでも歌唱され、番組を盛り上げました。
* 2016年、『SMAP×SMAP』の最終回では、過去の貴重な映像と共にこの曲が何度も登場し、ファンを感動させました。

アルバム収録

オリジナルバージョンはアルバム未収録でしたが、2001年にリリースされたベストアルバム『pamS』に、リアレンジされたバージョンが収録されました。オリジナル音源は、2016年のデビュー25周年記念ベストアルバム『SMAP 25 YEARS』で初めて収録されました。このベストアルバムでは、ファン投票によるリクエスト結果が反映され、この楽曲は上位にランクインしました。

「BEST FRIEND」は、SMAPの歴史を彩る、ファンにとって特別な一曲と言えるでしょう。

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