ベルナルド・シウバ

ベルナルド・シウバ

ベルナルド・シウバ（Bernardo Mota Veiga de Carvalho e Silva）は、1994年8月10日にポルトガル・リスボンで生まれたプロサッカー選手で、現在はプレミアリーグのマンチェスター・シティFCに所属しています。ポジションは主に攻撃的ミッドフィールダーやセントラル・ミッドフィールダーですが、幅広い役割をこなせる versatile な選手でもあります。シウバは非常に高いテクニックと奥行きのあるプレースタイルを持ち、ボールを運ぶドリブルやパスセンスで攻撃を引き立てます。

経歴

クラブでのキャリア

シウバは2002年に地元リスボンの名門クラブ、ベンフィカの下部組織に入団しました。2013年にはBチームに昇格し、38試合で7得点を記録します。しかし、トップチームではポジションを確保できず、2014年に同郷の監督レオナルド・ジャルディムが指揮するASモナコにレンタル移籍しました。

モナコでは、ハメス・ロドリゲスやラダメル・ファルカオがチームを去った後、期待以上の活躍を見せます。2015年には完全移籍が決まり、2017年までの契約を結びます。特に、2016-17シーズンにはリーグ・アン制覇に貢献し、UEFAチャンピオンズリーグでもベスト4進出に絡む活躍を見せました。

2017年にはマンチェスター・シティFCに移籍が決定し、同年の8月にプレミアリーグデビューを果たします。初年度にはリーグ制覇を経験し、続くシーズンでは公式戦51試合に出場し、13ゴールを挙げるなど圧倒的なパフォーマンスを披露。特に2018-19シーズンでは、マンチェスターダービーでの得点やハットトリックなどが話題となり、シーズン最優秀選手にも選出されました。

代表でのキャリア

シウバは2013年からポルトガルU-21代表でプレーし、2015年にはU-21欧州選手権で準決勝進出に貢献。A代表デビューは2015年のカーボベルデ戦で、その後も持ち味を生かし続けます。2016年の親善試合では代表初得点を決め、UEFAネーションズリーグ2018-19では準決勝と決勝でそれぞれアシストをこなし、ポルトガルの優勝に寄与しました。

プレースタイル

ベルナルド・シウバの特長は、高い技術と戦術眼にあります。攻撃的ミッドフィールダーとして、相手の守備を突破する独特なリズムのドリブルが魅力です。また、ボールを持っていない時でも正確なパスを供給し、攻撃を組み立てる役割も担います。守備にも意識が高く、必要な時には献身的にプレーしチームに貢献します。

エピソード

2020年7月2日、プレミアリーグでリヴァプールFCが優勝を決定した際に、シティ選手たちが花道を作って相手を称えましたが、シウバはその時の拍手を拒否し、花道を避けてベンチに下がったことで話題になりました。試合自体はシティが4-0で勝利しました。

個人成績とタイトル

シウバは、クラブと代表で数々のタイトルを獲得しています。ベンフィカ時代にはプリメイラ・リーガとタッサ・デ・ポルトガルを制覇し、モナコではリーグ・アンを制覇。その後、マンチェスター・シティでもプレミアリーグ5回を含む複数のタイトルを獲得しました。また、個人としても複数の年間最優秀選手賞を受賞しています。彼のキャリアは、今後も多くの期待が寄せられています。

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