ベン・カーティス

ベン・カーティスは、1977年5月26日、アメリカ・オハイオ州コロンバスで生まれました。ゴルフが身近な環境で育ち、3歳からゴルフを始めましたが、本格的に練習を始めたのは高校生になってからだと言います。アマチュア時代には、1999年と2000年に「オハイオ・アマチュア選手権」で2年連続優勝を果たし、その才能を開花させました。

2000年にプロ転向後、2年間はネーションワイド・ツアーを経験し、2002年末にPGAツアーの出場資格を得るための「クオリファイイング・スクール」に合格。2003年からPGAツアーメンバーとして本格的なプロキャリアをスタートさせました。

カーティスの名を世界に知らしめたのは、2003年の全英オープンでした。自身初となるメジャー大会への出場で、ロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブを舞台に、4日間通算1アンダーパーでラウンド。最終日には、優勝争いをしていたトーマス・ビヨンが終盤にスコアを崩したため、先にホールアウトしていたカーティスの優勝が決まりました。この勝利は、1913年の全米オープン優勝者フランシス・ウィメット以来、90年ぶりとなる「メジャー初出場・初優勝」という快挙でした。全英オープン後、カーティスの世界ランキングは396位から一気に35位まで上昇しました。

しかし、全英オープン優勝後、2004年と2005年の2年間はPGAツアーでの予選通過に苦しみ、2006年になってようやく復活。6月の「ブーズアレン・クラシック」と9月の「84ランバー・クラシック」で優勝し、年間2勝を達成。この活躍により、2006年の賞金ランキングで30位に入り、PGAツアー選手権にも初出場を果たしました。

2008年の全米プロゴルフ選手権では、5年ぶりにメジャー大会の優勝争いに加わり、セルヒオ・ガルシアと並んで2位タイに入賞。優勝したパドレイグ・ハリントンには2打及ばなかったものの、その実力を改めて証明しました。同年9月には、ライダーカップのアメリカ代表選手に選出され、チームの勝利に貢献しました。

ベン・カーティスは、その波乱万丈なキャリアを通じて、ゴルフファンを魅了し続けています。

プロ優勝歴

PGAツアー (4)

外部リンク

ベン・カーティス - PGA Tour.com

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