ベン・シモンズ

ベンジャミン・デビッド・シモンズ

ベンジャミン・デビッド・シモンズ（Benjamin David Simmons）は、1996年7月20日にオーストラリアのメルボルンで生まれたプロバスケットボール選手です。現在はNBAのブルックリン・ネッツに所属しており、主にポイントガードまたはパワーフォワードとして活躍しています。

経歴

高校・大学時代

シモンズは2013年にNBA選手を目指してアメリカに渡り、フロリダ州のモントヴェルデ・アカデミーでディアンジェロ・ラッセルと共にプレーしました。そこで彼は目覚ましい成績を残し、全米の注目を集める選手となりました。高校卒業後、彼はルイジアナ州立大学に進学。大学でも1年生でありながらレギュラーとして活躍し、平均19.2得点、11.8リバウンド、4.8アシストを記録しました。

フィラデルフィア・76ers

シモンズは2016年3月にNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明し、フィラデルフィア・76ersから全体1位指名を受けました。しかし、トレーニングキャンプでの怪我によりデビューシーズンを全休することになりました。

2017-18シーズン、彼はメンフィス・グリズリーズとのプレシーズンマッチでNBAデビューを果たし、開幕戦では18得点、10リバウンド、5アシストを記録。その後も快進撃を続け、NBAデビューから最初の4試合全てでトリプル・ダブル達成という快挙を成し遂げました。また、シーズン中に複数回のトリプル・ダブルを達成し、オールルーキー1stチームに選出されるなどの栄誉を得ました。

2018-19シーズン

2019年にはシクサーズと最大5年1億7000万ドルの契約延長が結ばれ、同年に初めてオールスターに選出されるという嬉しい記録も達成しました。その後、個人成績を頼りにシーズンを進め、ディフェンスやオフェンスにおいてチームの要として活躍しました。

2020-21シーズン

このシーズンでは平均14.3得点、7.2リバウンド、6.9アシストを記録するものの、課題であった3ポイントシュートの成功率は依然として低く、プレーオフでは深刻なシュートスランプに陥りました。特に、ウィザーズとのシリーズ第4戦ではフリースロー成功率が低迷し、チームも敗退。

2021-22シーズン

2021年にはトレード要求を行い、交渉の末、シクサーズからブルックリン・ネッツにトレードされました。しかし、移籍後も怪我やコンディションの問題で出場できない日々が続きました。2023年3月には手術を受けることが発表されています。

プレースタイル

シモンズはその大きな体格を生かし、シューターとは異なるスタイルで攻撃と守備の両方で貢献しています。特にペイントエリアでのプレーやアシスト力に長け、トリプル・ダブルを頻繁に記録する選手であるものの、外からのシュートはほとんど試みておらず、その点が議論を呼ぶ要因ともなっています。

まとめ

ベン・シモンズはNBAでの影響力を持った選手であり、そのキャリアは多くの注目を浴びています。シーズンごとに進化を続ける彼の成績やプレースタイルには、今後も期待が寄せられています。

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