ペッレグリーノ・マタラッツォ

ペッレグリーノ・マタラッツォ

ペッレグリーノ・マタラッツォ（Pellegrino Matarazzo, 1977年11月28日 - ）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ウェイン出身の元サッカー選手、そして現在はサッカー指導者として活躍しています。現役時代のポジションはDFで、現在はブンデスリーガ・TSG1899ホッフェンハイムの監督を務めています。

選手としての経歴

イタリア系移民の子供としてニュージャージー州ウェインで生まれたマタラッツォは、幼少期からサッカーに親しみました。両親はイタリア・カンパニア州出身で、父親の影響からSSCナポリのサポーターとして育ちました。1995年、コロンビア大学に入学し、サッカーチームに所属。1999年には応用数学の学位を取得しました。投資銀行からの誘いもあったそうですが、プロサッカー選手への道を選びました。

2000年、ドイツ5部リーグ相当のオーバーリーガに所属していたアイントラハト・バート・クロイツナハと契約。その後はドイツの下部リーグでプレーを続け、2006年からは1.FCニュルンベルクのセカンドチームで4年間プレーし、現役を引退しました。

指導者としての経歴

現役引退後、マタラッツォは指導者としてのキャリアをスタートさせます。数年間、ニュルンベルクのセカンドチームや下部組織でアシスタントコーチや監督を務めました。2015年、ヘネス・ヴァイスヴァイラー・アカデミアでユリアン・ナーゲルスマンと出会ったことが、彼のキャリアにとって大きな転機となります。

2017年、ナーゲルスマンがTSG1899ホッフェンハイムのトップチーム監督に就任すると、マタラッツォはU-17チームの監督に就任。翌2018年には、アシスタントコーチとしてトップチームに昇格し、ナーゲルスマンをサポートしました。ナーゲルスマンの退任後もアシスタントコーチとしてチームに残り、指導経験を積みました。

2019年12月、ブンデスリーガ2部のVfBシュトゥットガルトの監督に就任。これが彼にとって初のトップチームを率いるという大役でした。第19節からチームを指揮し、シーズン終了までの16試合で8勝3分5敗という成績を収め、見事自動昇格圏内の2位でシーズンを終え、シュトゥットガルトをブンデスリーガ1部へと導きました。2021年2月19日には、シュトゥットガルトとの契約を2024年まで延長しています。

しかし、2022-23シーズンに入ってからチームはなかなか勝ち星に恵まれず、第9節終了時点で5分4敗、17位と低迷。2022年10月10日、マタラッツォはシュトゥットガルトの監督を解任されました。



(2023年2月8日現在)


Soccerwayによる個人成績
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