ペニシリン (カクテル)

ペニシリン：革新的なカクテルの誕生

ペニシリンは、スコッチウイスキーをベースにした、他に類を見ないユニークなカクテルです。2005年にニューヨークのバー「ミルク&ハニー」のオーナーバーテンダー、サム・ロスによって考案されました。その名前は抗生物質に由来しますが、ショウガとレモンが持つ薬効への信仰という、古くからの民間療法に着想を得ています。もっとも、カクテルに薬効はありません。

ブレンデッドスコッチウイスキーとシングルモルトスコッチウイスキーという、2種類のスコッチウイスキーを使用することが、このカクテルの特徴です。ショウガのピリッとした辛味とレモンの爽やかな酸味が絶妙に調和し、アルコール度数が高いにもかかわらず、驚くほど飲みやすい、爽快な味わいを生み出しています。その斬新な組み合わせと完成度の高さから、ペニシリンは瞬く間に人気を集め、新しい定番カクテルとして、世界中のバーで愛されるようになりました。

レシピ

国際バーテンダー協会（IBA）によるペニシリンのレシピをご紹介します。

材料

ブレンデッドスコッチウイスキー：60ml
ラガヴーリン16年（シングルモルトスコッチウイスキー）：7.5ml
フレッシュレモンジュース：22.5ml
ハチミツシロップ：22.5ml
* スライスしたショウガ：1/2個～3/4個分

作り方

1. ハチミツシロップを作ります。ハチミツ2に対し、水1の割合で混ぜ合わせます。
2. ショウガを絞り、絞り汁2に対し、砂糖1の割合で混ぜます。
3. ブレンデッドスコッチウイスキー、フレッシュレモンジュース、(2)を氷と共にシェイクし、氷を入れたオールドファッションドグラスに注ぎます。
4. ラガヴーリン16年をフロートさせます。
5. 砂糖漬けのショウガスライスを飾れば、完成です。

ペニシリンは、その名前とは裏腹に、飲む人を元気づけ、爽快な気分にしてくれる、魅力的なカクテルです。ぜひ一度、お試しください。

もう一度検索