ペペロ

ペペロ(Pepero)とは

ペペロ（빼빼로、Pepero）は、韓国のロッテグループ傘下のロッテウェルフードから発売されている人気スナック菓子です。細長いスティック状のプレッツェルにチョコレートがコーティングされているのが特徴で、1983年の発売以来、韓国国内はもちろん、世界50カ国以上で販売されています。

日本では、過去にCGCジャパンを通じて一部スーパーで販売されていましたが、現在は韓国系スーパーやローソンストア100系列で、日本向けパッケージの「ペペロスティック」として流通しています。また、CGCジャパン加盟のスーパーでは「チョコプレッツェル」として再び販売されています。

ポッキーとの類似性

ペペロは、発売当初から江崎グリコのポッキーと見た目や風味が酷似していると指摘されてきました。ポッキーが1966年発売であるのに対し、ペペロは1983年発売であることから、「ペペロはポッキーのコピー商品ではないか」という疑惑が日韓両国で常に存在します。この問題は韓国のハンギョレ新聞でも取り上げられましたが、ロッテ側はコピー商品であることを否定しています。なお、ポッキーが韓国で正式に発売されたのは2013年からで、グリコとヘテ製菓食品の合弁会社であるグリコヘテからです。

ペペロデー

韓国には、11月11日に友人同士でペペロを交換し合う「ペペロデー（ペペロの日）」というイベントがあります。これは、1994年頃に釜山の女子中学生たちが、数字の「1」がペペロの形に似ていることから、「ペペロのようにスリムになろう」という意味で交換し始めたのが起源とされています。ロッテが積極的に宣伝を行った結果、ペペロデーはバレンタインデーやホワイトデーを超える、韓国で最も大きなデーマーケティングの記念日となりました。男女問わず人気が高く、コンビニの売上も年間で最も多い日となります。

2011年11月11日のペペロデーは、「ミレニアム・ペペロデー」として大規模な宣伝が行われ、高額商品も発売されました。

日本では、同じく11月11日が「ポッキー&プリッツの日」として江崎グリコによって制定されていますが、韓国のペペロデーほど大規模なイベントとしては定着していません。

販売差し止め訴訟

2014年、ロッテが発売した高級版ペペロ「プレミア ペペロ」のパッケージが、グリコの高級版ポッキー「バトンドール」と酷似しているとして、グリコから販売差し止め訴訟を起こされました。2015年、ソウル中央地方裁判所は「両社のデザインが酷似しており、競争関係にある」として、ロッテ側敗訴の判決を下しました。ただし、ロッテは「プレミア ペペロ」は期間限定商品であり、再販予定はないとしています。

商品一覧

ロッテの公式ウェブサイトに記載されているペペロの種類は以下の通りです。

チョコレート
クランキー
アーモンド
ホワイトクッキー
ヌードクリームチーズ
ヌードチョコレート（日本ロッテの「トッポ」に相当）
チョコクッキー
クランキーグラノーラ

関連項目

韓国の知的財産権問題
シルクロードレボリューション ‐ ゲーム内イベントのアイテムとして登場

外部リンク

* 韓国ロッテ ペペロコーナー

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