ペリー・エリス

ペリー・エリス（Perry Ellis, 1993年9月14日 - ）は、アメリカ合衆国カンザス州ウィチタ出身のプロバスケットボール選手です。ポジションはパワーフォワードで、B.LEAGUEの福井ブローウィンズに所属しています。

生い立ちと高校時代

エリスは、小学校1年生の頃にバスケットボールを始めました。ウィチタ・ハイツ・ハイスクールに進学すると、才能を開花させ、在学中に州タイトルを4度獲得。カンザス州年間最優秀選手にも4度選ばれるなど、輝かしい成績を残しました。また、学業にも励み、高校の卒業生総代に選ばれるほど優秀でした。2012年には、マクドナルド・オール・アメリカンにも選出されています。

大学時代

カンザス大学に進学後、2年生の時にはレブロン・ジェームズ・スキルズ・アカデミーに参加し、才能を磨きました。3年生のシーズンには、ビッグ12カンファレンスのオール・カンファレンス・ファーストチームに選出されるなど、着実にステップアップ。4年生のシーズンには、ネイスミストロフィーのミッドシーズンウォッチリストに選ばれ、ビッグ12カンファレンスのファーストチームに2年連続で選出、NCAAオールアメリカンのコンセンサスセカンドチームにも選ばれました。

プロキャリア

2016年のNBAサマーリーグでは、ダラス・マーベリックスの一員としてプレーしました。その後、シャーロット・ホーネッツと契約しますが、プレシーズンゲームに1試合出場した後、解雇。NBA Dリーグのグリーンズボロ・スウォームに所属し、2016-17シーズンは全50試合に出場、1試合平均9.8得点、4.7リバウンドを記録しました。

2017年5月には、オーストラリアNBLのシドニー・キングスと契約。同年夏のNBAサマーリーグは、ミネソタ・ティンバーウルブズでプレーしました。2017-18シーズンは、キングスで27試合に出場し、平均14.8得点、5.7リバウンド、1.5アシストを記録しました。

その後、イタリア、ドイツ、トルコのチームでプレーし、経験を積みました。2019年には、Bリーグ（B1）の大阪エヴェッサとの契約合意が発表されましたが、The Basketball Tournamentに出場中に右ひざを負傷したため、正式契約には至りませんでした。負傷後は手術とリハビリを経て、2020年7月にはB2の愛媛オレンジバイキングスと契約。2020-21シーズンは51試合に出場し、平均18.8得点を記録しました。

2021-22シーズンには、怪我の影響で契約に至らなかったB1の大阪エヴェッサと再び契約。2022年1月には、佐賀バルーナーズへ期限付き移籍しました。同年7月には、LNBのショレ・バスケットと1年契約を結びました。

ナショナルチーム

2015年の夏季ユニバーシアードアメリカ合衆国代表に選ばれました。チームUSAは、予選リーグから決勝戦まで8戦全勝で金メダルを獲得。エリス自身も、1試合平均13.3得点、6.5リバウンドを記録し、チームの勝利に貢献しました。

ペリー・エリスは、その高い身体能力と得点能力で、今後B.LEAGUEでどのような活躍を見せてくれるのか、期待が高まります。

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