ペルソナ4 ダンシング・オールナイト

ペルソナ4 ダンシング・オールナイト

『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』は、アトラスが制作したPlayStation Vita向けのリズムアクションゲームです。2015年6月25日に発売され、シリーズの楽曲を使用した外伝的な位置づけとなっています。略称は「P4D」として知られ、多くのファンに愛されています。

ゲームの概要

本作では、プレイヤーはペルソナシリーズに登場する楽曲でダンスバトルを繰り広げます。『ペルソナ4』のアレンジ曲に加え、テレビアニメで使用された楽曲もゲーム内に含まれています。楽曲のアレンジはシリーズサウンドディレクターの目黒将司やコンポーザーの小塚良太が手がけたほか、有名な音楽家の浅倉大介や小室哲哉も参加していることが特筆されます。

加えて、Additional 楽曲、コスチューム、アクセサリーはDLCとして配信され、初回特典ではコスチュームDLCも付属しています。

PlayStation 4|PlayStation_4版

単体のPlayStation 4|PlayStation_4版は存在しませんが、2018年には『ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト』と『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』をセットにした『ペルソナダンシング オールスター・トリプルパック』が発売され、この中に本作のPS4版が収録されています。PS Vita版とのクロスセーブには非対応ですが、Vita版のダウンロードコンテンツは利用可能です。

ストーリー

物語は、事件が解決された後の夏に始まります。主人公の鳴上悠は都市に戻り、アイドルの久慈川りせとともに過ごしています。都会では「午前0時に奇妙な動画を見ると、”向こう側”に連れて行かれる」という都市伝説が広まっていました。ある日、りせがその伝説に巻き込まれ、後輩アイドルの真下かなみも行方不明になります。この問題を解決するため、鳴上ら「特別捜査隊」は再び集結し、かなみたちを救出すべく冒険を繰り広げます。

登場キャラクター

本作には個性豊かなキャラクターが多数登場します。鳴上悠は主人公であり、彼の親友やアイドル仲間たちとともに困難に立ち向かいます。久慈川りせは人気の高校二年生アイドルで、特別捜査隊の一員として行方不明の後輩を救うために動きます。真下かなみは、その後輩アイドルで、りせの妹分です。この他にも花村陽介（ヒップホップダンス）、里中千枝（カンフーダンス）、天城雪子（オリジナルダンス）など多彩なダンス系キャラクターが登場し、プレイヤーを楽しませます。

音楽と主題歌

オープニングテーマには「Dance!」が使用され、エンディングテーマ「カリステギア」も魅力的な楽曲です。これらの楽曲は物語の雰囲気を引き立て、プレイヤーに心地よい体験を提供します。

発表と開発背景

2013年11月、ニコニコ動画の特報で本作が発表され、当初は2014年秋に発売が予定されていました。しかし、東京ゲームショーでの発表により2015年に延期されました。さらに、アトラスのペルソナチームが主導する形で開発が進められました。

拡張コンテンツとコラボレーション

本作は、他のゲームやブランドとのコラボレーションも展開し、maimaiやDENON、パセラとの協力により、さらなる楽しみを生み出しています。特にDLCの充実度は本作の魅力の一つです。

『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』は、リズムゲームとしてだけでなく、キャラクターやストーリーでもプレイヤーを虜にする作品です。

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