目黒将司

目黒将司：ゲーム音楽の巨匠、その足跡と創造

目黒将司（めぐろ しょうじ）は、1971年6月4日生まれ。長年にわたり株式会社アトラス（旧社、新社）に所属し、数々のゲーム音楽を手がけてきたサウンドクリエイターです。2021年9月にはアトラスを退社し、現在はインディーゲームの開発に注力しています。

音楽への目覚めとアトラス入社

3歳からリズム教室、5歳からエレクトーンを習い始め、音楽に親しんで育ちました。高校時代にはバンドを結成し、大学卒業まで音楽活動を継続。日本大学では流体力学を専攻するという異色の経歴を持ちます。大学時代には、ポケコンを用いたコンピュータゲーム制作にも携わっていたことが、ゲーム業界へ進むきっかけとなりました。1996年、ゲーム制作会社である株式会社アトラス（旧社）に入社し、サウンドクリエイターとしてのキャリアをスタートさせます。

ペルソナシリーズとの出会い

目黒氏の代表作として知られるのが、人気ゲームシリーズ『ペルソナ』です。『女神異聞録ペルソナ』（1996年）からシリーズに関わり、『ペルソナ3』（2006年）以降は、サウンドコンポーザーとしてその才能を遺憾なく発揮しました。特徴的なメロディラインと、ゲームの世界観を色濃く反映した楽曲は、多くのファンを魅了し続けています。また、『PERSONA MUSIC LIVE BAND』のギタリストとしても活躍し、日本武道館でのコンサートを成功させるなど、音楽家としての才能を多岐にわたって発揮しています。

アトラスでの活躍と独立

アトラスでは、『真・女神転生III-NOCTURNE』、『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』、『キャサリン』など、数多くの人気ゲームの音楽を手がけました。2013年11月には、インデックスの民事再生手続きに伴うアトラスブランドの譲渡により、株式会社アトラス（新社）へ入社。その後も、『ペルソナ5』など、話題作の音楽を担当しました。

2021年9月、目黒氏は長年勤めたアトラスを退社。退社後もサウンドクリエイターとしての仕事を継続しつつ、かねてからの夢であったインディーゲームの開発に注力することを表明しました。今後は、自身のクリエイティビティを最大限に活かした、独創的な作品が生み出されることが期待されています。

主な作品

以下は、目黒将司氏が手がけた主な作品の一部です。

女神異聞録ペルソナ（1996年）
デビルサマナー ソウルハッカーズ（1997年）
真・女神転生III-NOCTURNE（2003年）
ペルソナ3（2006年）
ペルソナ4（2008年）
真・女神転生 STRANGE JOURNEY（2009年）
キャサリン (ゲーム)（2011年）
ペルソナ5 （2016年）
* メタファー:リファンタジオ（2024年）

今後の活躍

アトラスを退社し、新たな道を歩み始めた目黒将司氏。インディーゲーム開発者としての今後の活躍に、ますます注目が集まります。

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