ホイッドビー・アイランド (ドック型揚陸艦)

ホイッドビー・アイランド (USS Whidbey Island, LSD-41)

ホイッドビー・アイランド(USS Whidbey Island, LSD-41)は、アメリカ海軍が運用するドック型揚陸艦であり、ホイッドビー・アイランド級ドック型揚陸艦の1番艦として知られています。艦名は、アメリカ合衆国ワシントン州のピュージェット・サウンドに位置するホイッドビー島にちなんで命名されました。

艦歴

ホイッドビー・アイランドは、1981年8月4日にワシントン州シアトルにあるロッキード造船で起工されました。その後、1983年6月10日には、サリー・ゴートン夫人（当時上院議員であったスレード・ゴートンの妻）によって命名・進水式が行われました。そして、1985年2月9日にP・M・マルドゥーン艦長の指揮下で就役しました。

起工の背景

1981年2月、アメリカ海軍は老朽化が進んでいたトーマストン級ドック型揚陸艦の後継として、新型揚陸艦LSD-41の建造契約をロッキード造船と締結しました。同年8月4日には起工式が執り行われ、当時の海軍長官ジョン・F・リーマンが艦のキールにサインを書き込みました。

艦名の由来と歴史

新型揚陸艦の1番艦はホイッドビー・アイランドと命名され、この名を持つ初の艦となりました。ただし、1940年代末にはホイッドビー(USS Whidbey, AG-141)という艦が存在していました。

LCAC運用能力

ホイッドビー・アイランドは、LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇を運用できるよう設計された初めての艦でした。LCACの運用試験は、1985年7月から9月にかけて、そして1986年5月から7月にかけて実施されました。これにより、ホイッドビー・アイランドは、その後の揚陸作戦におけるLCACの運用において重要な役割を果たすこととなりました。

現在の所属

2005年時点の情報では、ホイッドビー・アイランドはセドリック・E・プリングル艦長の指揮下、揚陸グループ2に所属していました。

外部リンク

USS Whidbey Island official website
navsource.org: USS Whidbey Island
nvr.navy.mil: USS Whidbey Island
navysite.de: USS Whidbey Island

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