ホセ・アルトゥーベ

ホセ・カルロス・アルトゥーベ

ホセ・カルロス・アルトゥーベ（José Carlos Altuve）は、1990年5月6日生まれのベネズエラ出身のプロ野球選手であり、MLBのヒューストン・アストロズに所属する二塁手です。彼は身長168cmと小柄ながら、その技巧とパワーでMLBを代表する選手の一人とされています。愛称は「トゥーベ（Tuve）」です。

経歴

アルトゥーベは2007年にヒューストン・アストロズと契約し、2011年にはAA級コーパスクリスティ・フックスで打率.361、5本塁打という好成績を残し、メジャーデビューを果たしました。2012年には、MLB史上最長身のジョン・ラウシュとの対戦が話題になり、オールスターゲームにも選出されました。

2013年にアストロズと4年契約を結んだアルトゥーベは、その後も一貫した成績を残し続け、2014年シーズンには打率.341、盗塁56を記録し、首位打者と盗塁王のタイトルを同時に獲得しました。これは2001年のイチロー以来の快挙でした。

2015年には再びオールスターゲームに選ばれ、リーグ最多の38盗塁を記録します。2016年は首位打者を再び獲得し、216安打でシーズン200安打を3年連続で達成しました。2017年にはMVPを受賞し、ポストシーズンでは3本塁打を打つなどの活躍を見せました。

2018年にはアストロズと契約延長し、歴代の二塁手としては最高の契約条件となりますが、シーズン中に怪我を療養する必要がありました。それでも、ポストシーズンでの影響力は変わらず、2019年にはシリーズMVPに選出されました。

2020年は短縮シーズンとなった中でも活躍を見せ、2021年には復帰後も安定した成績を維持しました。2022年は5位で最優秀選手賞に選出され、2023年には通算200本塁打、2000本安打を達成し、さらにサイクル安打を記録するなどの偉業を達成しました。

選手としての特徴

アルトゥーベはその小柄な体格にもかかわらず、その俊敏性と打撃力で知られています。彼は盗塁王を2度獲得し、長打力もあり、特に30本塁打を達成した実績があります。彼は試合ごとに安定した打撃を見せることができる選手で、MLBオールスターゲームにも8回選出されました。

その他の情報

アルトゥーベは代表としても活躍し、ワールド・ベースボール・クラシックのベネズエラ代表として出場しています。彼の競技者としての道のりは数多くのタイトルと記録で輝いており、今後の活躍にも期待がかかっています。2024年には年俸総額が3億ドルを超える契約を締結し、名実ともにトップ選手の地位を確立しました。

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