ホセ・アルバラード (バスケットボール)

ホセ・アルバラード：ペリカンズの異端児PG

ホセ・アルバラード（Jose Alvarado）は、1998年4月12日生まれ、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAのニューオーリンズ・ペリカンズに所属し、ポイントガード（PG）として活躍しています。

生い立ちとカレッジ時代

アルバラードは、ジョージア工科大学で4年間プレーしました。しかし、2021年のNBAドラフトでは指名を受けることができませんでした。

NBAへの挑戦

ドラフト後、アルバラードは2021年8月19日にニューオーリンズ・ペリカンズとツーウェイ契約を結び、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。Gリーグのバーミンガム・スクアドロンでのプレーを経て、NBAへ昇格。

2021-22シーズンには、そのアグレッシブなプレースタイルで注目を集めました。特に、2022年1月25日のフィラデルフィア・76ers戦では、相手エースであるジョエル・エンビードと口論になり、両者共に罰金を科されるという一幕もありました。しかし、エンビードがアルバラードの罰金を肩代わりするという意外な展開もありました。同年3月28日には、ペリカンズと4年650万ドルの正式契約を結び、チームの一員として確固たる地位を築きました。

チームはカンファレンス8位でプレーオフに進出し、1回戦でフェニックス・サンズと対戦。アルバラードは、クリス・ポール相手に見事なディフェンスを披露し、相手チームのポールからも賞賛されました。

プレースタイルと愛称

アルバラードは、その粘り強いディフェンスと、相手の隙を突くクレバーなプレーが持ち味です。スティールを得意とし、ボールへの執着心は人一倍強いです。また、コート内外での明るいキャラクターも魅力で、チームメイトやファンからの信頼も厚いです。

彼の愛称である「グランド・セフト・アルバラード」は、ビデオゲーム「グランド・セフト・オート」にちなんだもので、彼のスティール技術を称賛する意味が込められています。

家族とルーツ

アルバラードは、メキシコとプエルトリコの血を引いています。2016年には祖母のディアナが胃がんで亡くなるという悲しい出来事も経験しました。結婚はしていませんが、ガールフレンドとの間に娘がいます。

プエルトリコ代表としての活動

2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップアメリカ予選では、プエルトリコ代表として出場し、国際舞台でのデビューを果たしました。

ホセ・アルバラードは、そのハッスルプレーと愛されるキャラクターで、ニューオーリンズ・ペリカンズに欠かせない存在となっています。彼の今後の活躍から目が離せません。

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