ホセ・イグナシオ・フェルナンデス・イグレシアス

ナチョ（Nacho）: スペインのサッカー選手

ナチョことホセ・イグナシオ・フェルナンデス・イグレシアス（José Ignacio Fernández Iglesias）は、1990年1月18日にスペイン・マドリードで生まれたサッカー選手で、ポジションはディフェンダーです。彼は現在、サウジアラビアのアル・カーディシーヤFCに所属し、スペイン代表でも活躍しています。また、彼の実弟であるアレックスもプロサッカー選手としてカディスCFに所属しています。

経歴

プロ入り前

ナチョは11歳の時にレアル・マドリードのユースチームに加入し、サッカーキャリアをスタートさせました。2008-09シーズンにはレアル・マドリード・カスティージャの一員としてプロデビューし、2試合に出場しました。その後の2年間、カスティージャでのプレーを経て、2011年4月にはトップチームでのデビューを果たします。この試合はバレンシアCFとの対戦で、ナチョは左サイドバックとして出場しました。

レアル・マドリード

2011-12シーズンでは、カスティージャのキャプテンとしてセグンダ・ディビシオンBの優勝に貢献し、次のシーズンからはトップチームでも背番号を得ることになりました。2013年には新たに4年契約を延長し、リーグ戦では12試合、チャンピオンズリーグでは3試合に出場する活躍を見せました。特に2015-16シーズンには、主にセンターバックとして多くの試合でプレーし、パリ・サンジェルマンFCとの試合では決勝ゴールをあげるなど重要な役割を果たしました。

2016-17シーズンには、選手層の厚いチームの中で、リーグ戦の優勝にも貢献しました。2021年、彼はレアル・マドリードとの契約を2023年まで延長し、その後もキャプテンとしてチームを率いることになります。2023-2024シーズンのシーズン中、彼は主にアントニオ・リュディガーと共に守備の要として活躍し、最終的にリーグ、チャンピオンズリーグ、スーペルコパ・デ・エスパーニャの三冠を達成しました。しかし、2024年6月にレアル・マドリードは彼の退団を発表しました。

アル・カーディシーヤFC

2024年6月27日、ナチョはサウジアラビアのアル・カーディシーヤFCへの加入が発表されました。契約は2年間で、移籍金は発生せず年俸は1000万ユーロと報じられています。同チームの監督はレアル・マドリードのOBであるミチェルが務めています。

代表歴

ナチョはスペインの各年代の代表でも活躍しています。特にUEFA U-17欧州選手権では優勝し、FIFA U-17ワールドカップでも準優勝の成績を収めました。2013年にはA代表に初招集され、チリ戦でデビューを果たし、2018 FIFAワールドカップではポルトガル代表との試合で代表初ゴールを決めるなど、国際舞台でも存在感を示しています。

結論

ナチョは、レアル・マドリードという名門クラブで長年活躍し、数々のタイトルを獲得した実績を持つ選手です。彼の今後の活躍に期待が寄せられています。

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