ホセ・フェルナンデス (1988年生の内野手)

ホセ・ミゲル・フェルナンデス・ディアス

ホセ・ミゲル・フェルナンデス・ディアスは、1988年4月27日にキューバのビジャ・クララ州で生まれたプロ野球選手で、内野手としてのキャリアを築いています。彼はその独特のプレースタイルと打撃技術で、国内外で注目を浴びています。

経歴

キューバ時代

フェルナンデスは2007年から2008年のシーズンにかけて、キューバの国内リーグ、セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルに所属するココドゥリロス・デ・マタンサスでプロキャリアをスタートさせました。2012から2013年のシーズンには、前半戦で絶好調の打撃を見せ、打率.393で首位打者となり、シーズン終了時には打率.356を記録しました。この成績は彼の名を国内外に知らしめるきっかけとなりました。

また、2012年11月には日本代表とキューバ代表の交流試合に出場し、2013年3月には第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）でもキューバ代表として参加。ヘクター・オリベラが病気で離脱したことにより、正二塁手として活躍しました。その後、2013から2014年シーズンには打率.326を記録し、リーグで2位の成績を収めました。しかし、2014年10月に亡命を試みた際には失敗し、無期限の出場資格停止処分を受けることになりました。フェルナンデスは2015年12月にようやくハイチに亡命し、国を離れることに成功しました。

ドジャース傘下時代

2017年1月、フェルナンデスはロサンゼルス・ドジャースとのマイナー契約を結びました。彼は主に傘下のAA級チームでプレーし、シーズン終了後には自由契約となりました。

エンゼルス時代

2018年1月にはロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を交わし、スプリングトレーニングに招待選手として参加しました。シーズン開幕時にはAAA級チームでプレーし、6月8日にメジャー契約を結び、その日のミネソタ・ツインズ戦にて「7番・一塁手」としてメジャーデビューを果たしました。初打席でメジャー初安打を放った彼の姿は、多くのファンの記憶に残っています。

斗山時代

2018年12月、フェルナンデスはKBOリーグの斗山ベアーズと契約し、2019年には全144試合に出場し打率.344、15本塁打、リーグ最多の197安打を記録。2020年も安定した成績を維持し、打率.340、21本塁打、199安打を記録しました。2021年には141試合で打率.318、15本塁打、2022年には4年連続で150安打という偉業を達成しましたが、長打力の欠如が影響しシーズン終了後には自由契約となりました。彼の斗山での4シーズンの通算成績は、568試合出場で打率.328、723安打、57本塁打、351打点と素晴らしいものでした。

プレースタイル

フェルナンデスは、右打者が多いキューバ代表の中で貴重な左打者として知られています。選球眼が鋭く、攻撃においても自分のスタイルを貫いており、遊撃手としてもプレーする能力があります。彼の力強い打撃と冷静な判断力は、今後も多くのファンの期待を背負っています。

詳細情報

年度別打撃成績

彼の背番号は、2018年には20、2019年から2022年までは9をつけていました。さらに、2013年に第3回WBCでキューバ代表でも活躍しました。

今後のホセ・ミゲル・フェルナンデスの成長と活躍に期待が高まります。

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