ホセ・フローレス (投手)

ホセ・アントニオ・フローレス：ベネズエラ出身のプロ野球選手

ホセ・アントニオ・フローレスは、1989年6月4日にベネズエラのボリバル州にあるシウダ・ボリバルで生まれたプロ野球選手です。右投右打の投手で、MiLBでは「ホセ・A・フローレス」という名前で登録されています。彼のプロキャリアは、多くの球団での経験を積むことに焦点を当てています。

プロ入りとインディアンス傘下時代

フローレスは、2005年7月12日にクリーブランド・インディアンスと契約し、プロ入りを果たしました。2012年のオフシーズンには一度フリーエージェントとなりますが、11月17日に再びインディアンスとマイナー契約を結び、選手としての居場所を確保します。彼は2013年のオフにもFAになりました。

アスレチックス傘下時代

フローレスは、2013年11月14日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、傘下のAAA級サクラメント・リバーキャッツに配属されました。2014年はこのチームで開幕を迎えた後、7月にはAA級ミッドランド・ロックハウンズに移りました。

エクスプローラーズおよびメキシカンリーグ時代

2014年12月2日、フローレスはシンシナティ・レッズとのマイナー契約により、傘下のAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズでプレーすることになります。しかし、2015年にはアメリカン・アソシエーションのスーシティ・エクスプローラーズに移籍し、独立リーグでもプレーするようになりました。2016年2月にはメキシカンリーグのアグアスカリエンテス・レイルロードメンとも契約を交わします。

ジャイアンツ傘下時代

フローレスは2016年12月9日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結びました。2017年のスプリングトレーニングに招待選手として参加し、開幕したシーズンではAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズに所属。2018年には再びスプリングトレーニングに参加し、その後AAA級サクラメントに配属されますが、7月末にはFAとなりました。

BCリーグ・富山時代

2019年3月、フローレスはルートインBCリーグの富山GRNサンダーバーズに加入しました。ここでは先発投手として22試合に登板し、9勝7敗、防御率2.00という素晴らしい成績を残します。シーズン終了後、千葉ロッテマリーンズの秋季練習に参加し入団テストを受けることになります。

ロッテ時代

2019年12月、フローレスは千葉ロッテマリーンズと育成契約を締結し、背番号は129に決定。2020年には春季教育リーグでの活躍を経て、3月31日に支配下選手として登録され、背番号は86となります。7月12日にはNPB初登板を果たしますが、成績は芳しくなく、登録抹消を経験。その後、何度かの再昇格を経て、10月には6試合連続無失点の好成績を残しますが、シーズン通算では2勝2敗、防御率7.66で終えました。オフには契約延長が発表され、背番号が76に変更されることも決定します。

ロッテ退団後

2022年2月7日にはメキシカンリーグのドスラレドス・オウルズに入団することが発表され、新たな挑戦を始めました。

選手としての特徴

フローレスは、150km/hを超えるストレートとスライダーを武器にし、バッターを抑えます。その投球スタイルから、愛称は「フロー」と呼ばれています。彼のキャリアは多彩で、数多くの球団での経験が彼を成長させてきました。引き続き活躍が期待される選手です。

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