ホソイコエ

シドの2枚目のシングル「ホソイコエ」は、2006年2月8日にデンジャークルー・レコードから発売されました。このシングルは、初回限定盤2種類と通常盤の計3形態でリリースされ、シドの音楽性やビジュアル面での変化を示す重要な作品となっています。

「ホソイコエ」のリリース前後で、メンバーのメイクが以前よりもナチュラルになり、衣装もフォーマルなものからラフなスタイルへと変化しました。この変化は、彼らの音楽性の幅を広げ、より多様なファン層を獲得するきっかけとなりました。ただし、「ENAMEL」の撮影では以前のように化粧をしています。

収録曲

1. ホソイコエ
作詞：マオ、作曲：しんぢ
遠距離恋愛をテーマにした歌詞が特徴的な楽曲です。切ないメロディーとマオの情感豊かな歌声が、遠く離れた恋人への想いを表現しています。
PVはストーリー仕立てで、シドの作品としては珍しく、メンバー以外の出演者が複数登場します。2006年当時の時代背景を反映し、PHS型携帯電話が使用されている点も注目されます。

2. dummy
作詞：マオ、作曲：御恵明希
ライブでの演奏頻度は減少傾向にありますが、ライブ中にアクシデントが発生した場合などに急遽演奏される可能性のある「定番曲」として、ファンに愛されています。
ライブでは、ギターソロ終了後からベースソロまでの間奏部分が大幅に引き伸ばされ、観客とのコール&レスポンスが繰り広げられるのが恒例となっています。

収録アルバム

play（#1）
Side B complete collection〜e.B〜（#2）
* SID ALL SINGLES BEST（#2）

「ホソイコエ」は、シドの初期の代表曲の一つであり、彼らの音楽性の多様性を示す作品として、現在も多くのファンに愛され続けています。カップリング曲の「dummy」もまた、ライブでの盛り上がりを支える重要な楽曲として、シドの音楽の魅力を語る上で欠かせない存在です。

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